倉本が逆転V! 初賞金王で欧州進出に意欲
更新日:2022/10/26 00:57
掲載日:2010/11/29 09:18
日本とヨーロッパのトップシニアが競演する日欧シニアツアー初共催大会、HANDA CUPシニアマスターズ(埼玉・おおむらさきGC)で倉本昌弘が今季2勝目を挙げ、初の賞金王タイトルを獲得した。
28日に行われた最終ラウンド。トップと2打差の3位タイからスタートした倉本は前半からエンジン全開で9番までに5バーディを奪うと、後半に入ってもショット、パットが噛み合い7アンダー65と爆発。通算17アンダーまでスコアを伸ばし、2位タイのフランキー・ミノザ(フィリピン)、室田淳、シニアルーキーの東聡に4ストロークの大差をつけ逆転優勝を飾った。
ヨーロッパの強豪が大挙して来日した今大会。歴代メジャーチャンピオンらを退けての勝利に倉本は「欧州シニアツアーとの初の共催競技で優勝できてとても嬉しいです。これを機にヨーロッパでもプレーがしてみたい。来年は必ず全英シニアオープンに出たいですね」と喜びを口にした。倉本にとって先の日本シニアオープンに続くビッグタイトル奪取。優勝賞金2,160万円を加算し、自身初の国内シニアツアー賞金王にも輝いた。
また、前年大会覇者のイアン・ウーズナム(ウェールズ)がこの日コースレコードの9アンダー63をマーク。マスターズチャンピオンのサンディ・ライル(スコットランド)らと並び通算12アンダー5位タイに食い込み「昨日までパットが入らなかったけど、今日は良いスコアが出せてよかった。来年も日本でプレーする機会があれば是非来たい」と、ファンに嬉しいコメントを残し会場を後にした。