最強ツアー決定戦! 遼、さくら、勇太らオールスターが集結!
国内3大ツアーの対抗戦、Hitachi 3Tours Championship 2010(日立3ツアーズ選手権)が12日、千葉県のキングフィールズゴルフクラブを舞台に華々しく幕を開ける。2005年に創設され今年で第6回を迎える日立3ツアーズ選手権には、日本ゴルフツアー機構(JGTO)、日本女子プロゴルフ協会(LPGA)、日本プロゴルフ協会(PGA)の3団体から選手が出場。男子、女子、シニアという国内大3ツアーの各カテゴリーから6名ずつ選出され、総勢18名のトッププレーヤーが日本“最強”ツアーの称号をかけて熱く激しい戦いを繰り広げる。
この大会で過去最多3勝を挙げるJGTOからは、今季賞金ランク2位の藤田寛之、同3位の石川遼、同4位の池田勇太に加え、推薦選手として松村道央、宮本勝昌、薗田峻輔の計6名が出場。外国人選手として23年ぶりの賞金王に輝い金庚泰(韓)は欠場となったが、その金とシーズン終盤までタイトルを争った石川と池田の若手2人は揃って参戦。また、今季最終戦のゴルフ日本シリーズJTカップで劇的な優勝を飾り、自身初となる国内メジャー制覇を達成した藤田にも注目だ。
LPGAからは今季4勝で韓国勢初の賞金女王となったアン・ソンジュ(韓)、賞金ランク2位の横峯さくら、同3位の全美貞(韓)に加え、推薦選手として馬場ゆかり、有村智恵、藤田幸希の計6名が出場。今季の横峯は国内女子ツアーで史上初となる4年連続シーズン獲得賞金1億円突破を果たしながら、賞金女王レースでは最終戦を待たずしてアンに敗北。その悔しさを晴らすためにも、2006年以来2度目となるLPGAチームの日立3ツアーズ選手権優勝に貢献したいところだ。
ディフェンディング・チャンピオンのPGAからは、日本シニアオープン制覇と賞金王のダブル戴冠を成し遂げた倉本昌弘、賞金ランク3位の高見和宏、同4位の池内信治に加え、推薦選手として芹澤信雄、加瀬秀樹、尾崎直道の計6名が出場。第1回から第4回大会まで4年連続2位に甘んじていたPGAチームだったが、昨年の日立3ツアーズ選手権でついに初優勝。連覇を狙う今年はキャプテン倉本を中心に、米チャンピオンズツアーで活躍する尾崎、実力者の池内、そしてシニアルーキーの芹澤、加瀬、高見という盤石の布陣で挑む。
競技形式は通常のトーナメントとは異なり、インコース9ホールを使用した午前のファーストステージ(ダブルス、8時35分スタート)と午後のセカンドステージ(シングルス、11時40分スタート)で行われ、最終順位は2ステージ通して獲得した累計ポイントにより決定。圧倒的な力の男子か、華麗なプレーの女子か、卓越した技のシニアか、2010年のツアー“日本一”に輝くのは果たして…!?