欧州ツアー2011シーズンは驚異の52試合開催!
更新日:2022/10/26 00:57
掲載日:2010/12/20 14:36
ここ数年、アジアンツアーや南アフリカのサンシャインツアーとの共催大会などもあり試合数を大幅に伸ばしてきた欧州ツアー。2011シーズンにはとうとう試合数が52試合にまで拡大する。
今月9日に早くも2011シーズンをスタートさせた同ツアーは、すでにアルフレッド・ダンヒル選手権と南アフリカ・オープンの2試合を終了。開幕戦のダンヒル選手権ではスペインのパブロ・マーティンが逆転Vで大会連覇を果たし、第2戦の南ア・オープンでは地元の英雄アーニー・エルスが通算5度目となる母国のナショナルオープン制覇を達成して大いに盛り上がりを見せた。
年内の試合はこれで打ち止めだが、年明けの1月6日からシーズン第3戦のアフリカ・オープンが行われ、12月第2週(8日〜11日)のシーズン最終戦ドバイ世界選手権まで年間50試合。2011シーズン全体では計52試合の開催となる予定だ。
ボルボ世界マッチプレー選手権が行われる5月第3週(19日〜22日)と、メジャー第3戦の全米オープンが行われる6月第3週(16日〜19日)に2大会同週開催があるため、2011シーズンの日程的には全50週。ツアー競技が行われないオープンウイークとなる週を数えると、年間通してわずか1度だけという盛況ぶりなのである。
米男子ツアーの2011年スケジュールでは世界的な不況が影響しているのか、フォールシリーズが昨季の5試合から4試合に減らされ、オープンウイークもちらほら目につく。しかし、ヨーロッパのゴルフはまさに不況知らず。昨年の4大メジャーを見てもマスターズを除く3大会で欧州ツアーメンバーが優勝しており、名実ともに“世界最大最強”ツアーの様相を呈する欧州ツアー。今後世界のゴルフ勢力図はどのように変化していくのだろうか…?