ツアーニュース

タイガーのコーチ、ショーン・フォーリー氏の教えとは?

更新日:2022/10/26 00:57
タイガーのコーチ、ショーン・フォーリー氏の教えとは?

 

 今年最も有名になったコーチといえば、何といってもタイガー・ウッズ(米)が指導を受けていることで知られるショーン・フォーリー氏だろう。

 フォーリー氏はカナダ生まれフロリダ在住のインストラクターで、若い頃からデビッド・レッドベターら有名コーチの理論を研究。同郷のスティーブン・エイムスが腰痛を抱え米男子ツアーで活躍できなかった頃、体に負担をかけないスイングをアドバイスして復活に導いたのがきっかけで、エイムスを通して知り合ったハンター・メイハン(米)、ショーン・オへア(米)、ジャスティン・ローズ(英)らを次々にブレイクさせツアーで名の知れた存在になった。

 その評判を聞きつけたのがタイガーだった。だが彼は最初からフォーリー氏の理論を鵜呑みにするのではなく、自らの理論と照らし合わせ、2人で「研究しながら」スイングの立て直しを行っている。「ショーンとのセッションは上手くいっている。ショットは以前に比べ数段良くなっているし、正しい方向に向っている確信がある」と自信をうかがわせる。

 フォーリー氏の特徴的な教えは「左右に体を揺さぶって打つと、インパクトでクラブを正確に戻すことが難しくなる。スイング中は左の軸に意識を集中し、右足で地面を蹴って球にエネルギーを伝える方法がより効率が良く確率が高い」というもの。さらにラウンド中、ミスしたとき大袈裟に悔しがるのは「エネルギーの無駄使い」と断言。「ミスした時はサラッと流し、なかったことにした方がその後のプレーに支障がない」という。フォーリー氏の真価が語られるのは、タイガーが完全復活を果たしてからだろう。

関連記事

  1. my caddie
  2. ツアーニュース
  3. タイガーのコーチ、ショーン・フォーリー氏の教えとは?
×