アプローチショット磨きメジャー制覇を狙うD.ジョンソン
更新日:2022/10/26 00:57
掲載日:2011/01/05 14:07
米男子ツアーの今季開幕戦、ヒュンダイ・トーナメント・オブ・チャンピオンズ(現地時間6〜9日/ハワイ、プランテーションC at カパルア)に出場するダスティン・ジョンソン(米)は、大会前のインタビューで自分に足りないものを尋ねられ「ウェッジだね」と即答。ウェッジショットとバンカーショットを中心に、これまでと同様にコーチのブッチ・ハーモン氏と練習を重ねてきたことを打ち明けた。
昨年のジョンソンは全米オープン最終日で首位スタートから自滅して8位タイ、全米プロでは単独トップで迎えた最終日最終ホールでまさかの2打罰を受け5位タイに終わった。シーズンを通して見れば春先のAT&Tペブルビーチ・ナショナル・プロアマと、プレーオフシリーズ第3戦のBMW選手権で優勝。シーズン2勝で賞金ランクは4位、フェデックスカップポイントランクでも5位に食い込み自己最高の成績を収めたが、やはりメジャー大会での悔しさが残る。
自身初となるメジャー制覇を果たすためにジョンソン自身が必要と考えたのが、ウェッジショットの距離感を磨くことだ。「方向はいいんだけど、問題は距離感だね。去年はウェッジでのアプローチショットをミスして多くのボギーを叩いた。ショートゲームをもっと練習しなくては」と堅実な姿勢を見せる。
昨年のキャリアハイの活躍ぶりにも「まだまだ成長過程。トーナメントでは常に優勝争いができる位置にいることが大切。自分はこれまでと同じにやるだけ」と気負った様子はない。ドライバーの平均飛距離で300ヤードオーバーを誇る飛ばし屋の26歳に、短いクラブでの正確な距離感が加わればまさに“鬼に金棒”。シーズン開幕を目前に控えた今季の米男子ツアー、ジョンソンの動向には要注目だ。