裏街道から優勝? T.クラーク惜しくも2打足りず
更新日:2022/10/26 00:57
掲載日:2011/01/17 18:59
予選ラウンド2日間を終え首位と6打差の32位タイにつけていたティム・クラーク(南ア)が、最終日に“あわや”優勝の快進撃を見せた。
現地時間16日に行われた米男子ツアーのソニー・オープン・イン・ハワイ(ワイアラエCC)決勝ラウンド。荒天による日程の遅れで最終日に36ホールを消化したが、最後の最後に見せ場をつくったのがクラークだった。午前の第3ラウンドで4アンダー66、午後の最終ラウンドで6アンダー64と猛チャージをかけ通算14アンダー。優勝者マーク・ウィルソン(米)に2打差の2位タイに食い込んだ。
「今日のスタート前はトップの背中が見えないくらい引き離されていたけど、頑張れば届くかもしれないという気持ちがどこかにあった」とクラーク。10番からスタートした最終ラウンドの最終ホール(9番)で仮に5メートル弱のイーグルチャンスをものにしていれば、その時点で首位に並びかけていたところ。上がり4ホール中、3バーディを奪ったのだから内容的には素晴らしいが、もし最終ホールでのイーグルパットが決まっていれば、裏街道からスタートした選手の大逆転劇が現実のものとなっていたかもしれない。
「後半はアイアンショットが冴えていた。もう少しパットが決まっていれば…と思わなくはないが、それでも自分としては十分納得している」とクラーク。昨年のザ・プレーヤーズ選手権以来となる米ツアー通算2勝目は次回に持ち越しだ。