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遼&今田、魅せたイーグル競演!

更新日:2022/10/26 00:57
遼&今田、魅せたイーグル競演!

 

 石川遼と今田竜二の日本勢2人が、カリフォルニアらしからぬ荒天の中で輝きを放っている。

 米男子ツアーのノーザン・トラスト・オープン(カリフォルニア州リビエラCC)は現地時間6日、サスペンデッドとなっていた第2ラウンドの続きと第3ラウンドを行なったが、午前中の降雨で再び進行が遅れ、3日連続で日没順延が決定。そんな中、石川と今田がともにイーグルを奪う見せ場を作った。

 この日第2ラウンドの14番からプレーを再開した石川は、15番でボギーが先行しイヤなムードが漂ったのも束の間、17番パー5で残り120 ヤードの第3打を直接カップに沈める渾身のチップインイーグル奪取に成功。ボールがカップに吸い込まれた瞬間、18歳とは思えない落ち着いた態度でギャラリーに手を振る余裕の姿を見せた彼は、居並ぶ強豪を抑え36ホール終了時点で4位タイの好位置へ浮上。第3ラウンドのスタートホールでいきなりバーディを奪ったときには、優勝争いに割って入るかに思われた。

 しかし2番、3番で連続ボギーを叩くと、13番までにスコアを2つ落として失速。それでも14番、17番でバーディを奪い、サスペンデッド時点(17ホール終了)にはイーブンパーと盛り返した。通算6アンダー暫定12位タイと好位置を確保し、予選落ちに終わった昨年からの成長を実感させた。

 一方、先輩格の今田も健闘。予選を通算1アンダー29位タイでクリアすると、第3ラウンドの1番パー5で、こちらもイーグルを奪って弾みをつけ 3アンダー68でホールアウト。通算4アンダーまでスコアを伸ばし、3連覇を狙うフィル・ミケルソン(米)と同じ暫定19位タイまで順位を上げた。パドレイ・ハリントン(アイルランド)やビジェイ・シン(フィジー)、今季すでに優勝を飾っているビル・ハース(米)ら実力者が予選落ちする中、石川と今田の躍動感溢れるゴルフが印象的だった。

 最終日、石川は第3ラウンドの残り1ホールを消化してから最終ラウンドとなるが、ここからが米ツアーを主戦場とする選手たちが底力を発揮してくる時。2人には最後の最後まで優勝争いに喰らいついてもらいたい。

 尚、丸山茂樹はカットラインに2打足りず、予選で姿を消している。

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