遼、1回戦突破なら大会No.1プレーヤーと激突!?
世界のトッププレーヤー64人が勢揃いするWGC-アクセンチュア・マッチプレー選手権(現地時間17〜21日、アリゾナ州ザ・リッツ-カールトンGC)に参戦する石川遼だが、1回戦を突破すれば超強豪との対戦が待っている。
17日に行われる1回戦では、昨年のネイションワイドツアー賞金王、マイケル・シム(豪)と対戦する石川だがもし勝てば、スティーブ・ストリッカー(米) vs. ロス・マクゴーワン(英)の勝者が2回戦の相手となる。
世界ランクNo.1のタイガー・ウッズ(米)が欠場している今大会では、同No.2のストリッカーが今大会最強の男。昨年、短い間だがNo.2 になった時には「フロックでは?」と囁かれ、同ランキングのシステムそのものまで問題視されたこともあったが、実力でこれをねじ伏せている。何しろ、昨年から今年にかけての6試合中5試合でトップ10入りしており、今年に入ってからはノーザン・トラスト・オープンでの優勝も含め、3試合すべてでトップ10 という絶好調ぶり。
世界ランク3位のフィル・ミケルソン(米)も、家族とのバカンスのため出場しないとあって大会の期待を一身に背負い、若手の挑戦を受けて立つストリッカー。仮に2回戦で直接対決となれば、石川にとってこれ以上の展開はないはずだ。
一方、ニック・ワトニー(米)との初戦に臨む池田勇太は、勝てばリー・ウェストウッド(英) vs. クリス・ウッド(英)の勝者との対決が待っている。こちらも世界の舞台でその名を轟かせる最初のチャンスに、開幕を待ち焦がれている。
WGCシリーズの今季初戦となる今大会は、世界ランキング1位から64位までに出場権があり、欠場者があれば繰り上がる仕組みとなっている。タイガーは今大会からのツアー復帰が噂されたが、スキャンダル以来の出場自粛を継続する選択をしたようだ。