藍、2週連続Vへ1差好発進!!
宮里藍が開幕2連勝に向けて最高のスタートを切った。
米女子ツアー今季第2戦HSBC女子チャンピオンズは現地時間25日、シンガポールのタナ・メラCCで第1ラウンドの競技を行い、4アンダー 68でプレーしたロレーナ・オチョア(メキシコ)、クリスティー・カー(米)、アンジェラ・スタンフォード(米)、朴ヒーヨン(韓)の4人が首位タイを並走。宮里(藍)はソフィ・グスタフソン(スウェーデン)、クリスティーナ・キム(米)、キム・ソンヒ(韓)と並び、1打差5位タイでこれを追走している。
午後になって風が強くなり、誰もが「難しかった」と口にしたこの日のコンディション。だが、開幕戦で優勝した宮里(藍)は、余裕と忍耐のゴルフを貫いた。「ガマンできたのがすごくよかった。(4バーディのうち)特に16番は、グリーンを右にはずしてそこからチップインのバーディ。今日はパッティングとチッピングが特に良かった」と白い歯を見せた。シーズンの早い時期に優勝したことで自信も深まり、オチョア、申智愛(韓)の女子世界ランクトップ2 とのラウンドでも、随所に光るプレーでギャラリーを沸かせた。
一方、結婚して環境が変わった大事なシーズンで好スタートを切りたいオチョアは、上がり3ホールで2バーディの出来に満面の笑み。「どんな試合でもいいスタートを切ることが大事」と一昨年の第1回大会で11打差の圧勝を飾った時を思い出させるような自信をにじませた。
また、ディフェンディング・チャンピオンの申は、1アンダー71で15位タイのスタートにも相変わらずのニコニコ顔を崩さない。「もっとチャンスがあったんだけど、3メートル以内をずいぶん外しちゃった。でもショットと集中力は素晴らしかった。あと3ラウンドもあるから大丈夫」とこちらも自信満々。宮里、オチョアとの直接対決で、闘志に火がついたようだ。
その他、2アンダー70の9位タイにスーザン・ピーターセン(ノルウェー)、カリー・ウェブ(豪)。イーブンパー72の19位タイにミッシェル・ウィー(米)らがつけている。
日本勢は、横峯さくら、宮里美香が1オーバー73で25位タイ。諸見里しのぶ、有村智恵が2オーバー74で41位タイ。上田桃子は3オーバー75で49位タイと巻き返しにかける。