藍&桃子、最終日最終組で激突!
2週連続優勝を狙う宮里藍と上田桃子が最終日最終組で激突する。
米女子ツアーシーズン第2戦HSBC女子チャンピオンズはシンガポールのタナ・メラCCを舞台に現地時間の27日、第3ラウンドの競技を行ない、開幕2連勝を狙う宮里(藍)が終盤の16番パー4で1オンに成功。約12メートルのパットをねじ込んでイーグルを奪い、通算7アンダーまでスコアを伸ばしてジュリー・インクスター(米)とともに首位の座を分け合った。
また上田桃子も6バーディ(2ボギー)の猛攻で、この日のベストスコアタイとなる4アンダー68でホールアウト。宮里(藍)らに2打差の3位タイに浮上。最終日は史上最年長優勝を狙うインクスターと宮里(藍)、上田が最終組で回る願ってもない展開となった。
同じく3位タイに韓煕円(韓)、朴ヒーヨン(韓)、ヨー・スヨン(韓)の韓国勢が並び、通算4アンダー7位タイにクリスティー・カー(米)、スーザン・ピーターセン(ノルウェー)、ヤニ・ツェン(台)がつけている。
記者会見場に姿を現した宮里(藍)は「ここのところインタビュールームの常連ですね?」と声をかけられると「良いことです!」と笑顔。今週はアジアンツアーのメジャーの位置づけだが「私にとっても大事な大会。歴代優勝者には素晴らしい選手が名を連ねているので、私もその仲間入りがしたい」と勝利に意欲を見せると、同組対決となる上田は「いつか藍ちゃんに追いつきたいと思っていたので、ようやくチャンスが来てとても興奮しています。先週は藍ちゃんが勝ったので、今週は私の番だと良いな」とこちらも必勝宣言。「日本のゴルフファンも喜んでくれていると思います。将来ゴルフを目指す若い世代のためにも頑張りたい」と言う宮里(藍)と「日本勢は今、ノッている」と言う上田。果たしてどちらに勝利の女神が微笑むのだろうか?
その他の日本勢は、横峯さくらが3日目にして初の60台(69)をマークし、通算3アンダーで前日トップタイのアンジェラ・スタンフォード(米)らと並び10位タイの好位置に浮上。宮里美香は5バーディ、3ボギーの2アンダー70で回り通算1アンダー24位タイに順位を上げたが、有村智恵は通算2オーバー31位タイ、諸見里しのぶは2オーバー74と崩れ通算4オーバー42位タイに低迷している。