北田が2年ぶりV! 横峯&有村は及ばず5位タイ
更新日:2022/10/26 00:57
掲載日:2010/03/21 21:33
21日、鹿児島県の鹿児島高牧カントリークラブを舞台に行われた国内女子ツアーのTポイントレディスゴルフトーナメント最終ラウンド。前日トップの北田瑠衣がイーブンパー72で回り、通算8アンダーでフィニッシュ。最後まで貯金を守り切って2年ぶりのツアー6勝目を飾った。これで同ツアー今季3戦目にして、ようやく日本人選手が勝利。アン・ソンジュ(韓)、ウェイ・ユンジェ(台)と続いた海外勢の連勝をストップさせた。
5打差の単独2位に最終ホールで長いパーパットを沈めた三塚優子。通算2アンダー3位タイに李知姫と米ツアーのシード権を持つヤング・キムの韓国勢が入った。地元での白星が期待された横峯さくらは、6ボギー(2バーディ)を叩いて、同じく「78」と崩れた有村智恵、開幕戦Vのアン、この日唯一アンダーパー(2アンダー70)でプレーした馬場ゆかりと並ぶ、通算1アンダー5位タイだった。
各選手が強風に苦しみスコアを落とす中、北田が我慢のゴルフで勝利を呼び込んだ。2番でショートパットを外しボギーが先行したこの日、5番でもボギーを叩いて2アンダーでハーフターン。しかし11番でロングパットをねじ込み嫌な流れを断ち切ると、15番でもバーディを奪って後続を突き放した。
「今日は大勢の方の温かい声援が力になりました。今季1勝の目標を達成できたので、これから2勝目、3勝目を挙げていけるように頑張ります」と力強く宣言した北田。同一年の複数回勝利となれば、2004年(3勝)以来。10代から20代前半の若きヒロインが賞金女王争いを繰り広げる昨今の女子ツアーで、“アラサー”の星が女王獲りを狙う。