上位は混戦模様! E.エルス&D.ラブIIIら首位並走
アーノルド・パーマー(米)がホストを務める大会らしく、実力者たちが上位に顔を揃えた。
米男子ツアーのアーノルド・パーマー招待(フロリダ州オーランド、ベイヒルC&ロッジ)は現地時間26日、第2ラウンドの競技を終了した。首位タイからスタートしたベテランのデービス・ラブIII(米)が、1アンダー71でホールアウト。アーニー・エルス(南ア)、ベン・カーティス(米)、 D.J.トラハン(米)とともに通算7アンダーでトーナメントをリードした。
さらに世界ランキングNo.3のフィル・ミケルソン(米)が、5アンダー67でプレーして通算6アンダーでホールアウト。レティーフ・グーセン(南ア)、ケビン・ナ(米)と並ぶ5位タイから追走している。
およそ7年ぶりに36ホールを終えて首位(タイ)に立ったラブIIIは、前半(インスタート)の9ホールでパーが1つもない出入りの激しいゴルフを展開。それでもチップインを含むドラマチックなプレー内容で7つのバーディを奪ってリーダーボードの最上段を守った。マスターズ出場に向けて勝利が必要なラブIII。だが土壇場で強さを発揮する男だけに、実力者ぞろいの展開の中でもひるむところはない。
一方、トップタイに並んだエルスは「ここまで順位を上げられたのはちょっとびっくり。楽しい週末になりそうだね」と微笑んだ。昨シーズンは今一つの成績が続いていたが、2週前のWGC-CA選手権で勝ったことで余裕ができており、再び勝利へと突き進む態勢だ。
またミケルソンもショットとパットがピタリとかみ合い、好位置を確保。先日プライベートプレーで、1イーグル、12バーディの『58』を叩き出した冴えは本物だ。4月2週目のマスターズに向けて最高の形で調子を整えており、今大会でも優勝争いに名を連ねた。
世界ランキング2位のスティーブ・ストリッカー(米)も通算4アンダー8位タイで存在感を示しており、上位はまさに混戦模様。御大パーマーが見守る中、週末はビッグトーナメントにふさわしいビッグネームによる激しい戦いが繰り広げられるに違いない。