ツアーニュース

M.カイマー5打差独走! “タイガー超え”も確実

更新日:2022/10/26 00:57
M.カイマー5打差独走! “タイガー超え”も確実

 

 昨年のヨーロッパ賞金王、マーティン・カイマー(独)に“タイガー超え”の瞬間が近づいてきた。

 欧州ツアー中東シリーズ4連戦の初戦を飾るアブダビHSBCゴルフ選手権(UAE、アブダビGC)は現地時間22日、日没サスペンデッドとなっていた第2ラウンドの続きと第3ラウンドの競技を終了。前日暫定トップに浮上したディフェンディング・チャンピオンのカイマーは、この日もノーボギーの快調なゴルフで6アンダー66をマークし、通算18アンダーで単独首位の座をがっちりキープ。後続に5ストロークの大差をつけ大会連覇に王手をかけた。

 今大会で7位以内に入ればタイガー・ウッズ(米)を抜き世界ランク2位に浮上するカイマー。現在同ランク1位はリー・ウェストウッド(英)のため、仮にカイマーが2位に順位を上げればヨーロッパ勢が世界1位&2位を独占することになる。これは1993年の7月にニック・ファルド(英)とベルンハルト・ランガー(独)がワン・ツーに入って以来の快挙だ。

「ショットの調子はそれほど良くなかったけど、なんとかグリーンを捉えられたよ。パットが好調だから気分良くゴルフができている」とカイマー。「このコースでは70を切れなかったことがほとんどないから明日も目標は60台」と、2008年から優勝、2位タイ、優勝と大得意にしているトーナメントなだけに余裕のコメントを口にしている。

 そんな強力なトーナメントリーダーを追いかけるのが、通算13アンダー単独2位のローリー・マキロイ(北アイルランド)。だが「カイマーが最終日に崩れる場面を見たことがない」と半分白旗を上げた状態だ。それでも17番でセカンドショットをピンそば50センチに寄せバーディ、最終18番では7.5メートルのイーグルパットを決め大喝采を浴び、「明日もこういうゴルフをして少しでもカイマーにプレッシャーをかけたい」と逆転Vに意欲を見せた。

 その他上位陣は、通算12アンダー単独3位にデビッド・リン(英)がつけ、通算10アンダー4位タイに2週連続優勝を狙うチャール・シュワーツェル(南ア)ら。全米オープンチャンピオンのグラエム・マクドウェル(北アイルランド)は通算9アンダー6位タイ。また、米ツアーから参戦しているフィル・ミケルソン(米)はスコアを伸ばせず、通算3アンダー39位タイに後退。現世界ランクNo.1のウェストウッドも通算1オーバー65位タイに低迷している。

関連記事

  1. my caddie
  2. ツアーニュース
  3. M.カイマー5打差独走! “タイガー超え”も確実
×