タイガー&ミケルソンが世界ランクダウン… 欧州黄金期再来か?
更新日:2011/01/27 10:08
掲載日:2011/01/24 13:47
かつて不動のワンツーコンビとして世界ランキング1位&2位に君臨してきたタイガー・ウッズ(米)とフィル・ミケルソン(米)が、ともに順位を落とすことになりそうだ。
前週までランク3位につけていたマーティン・カイマー(独)が欧州ツアーのアブダビHSBCゴルフ選手権で優勝を飾ったことで、今週発表される最新世界ランクでタイガーを抜き2位に浮上することが決定。さらにミケルソンと同ポイントでランク4位につけていたグラエム・マクドウェル(北アイルランド)がアブダビHSBCゴルフ選手権で3位タイ、ミケルソンが同大会37位タイとなったことでミケルソンは世界ランクで6位へ後退。これまでゴルフ界をけん引してきたタイガー、ミケルソンの米国勢が欧州勢に完全に圧倒される状勢となっている。
最新世界ランクでは現在トップのリー・ウェストウッド(英)が1位をキープし、2位カイマー、3位タイガー、4位マクドウェル、5位ミケルソンが続く展開だ。また、アブダビHSBCゴルフ選手権で単独2位に食い込んだローリー・マキロイ(北アイルランド)が前週の12位から7位に浮上する見込み。9位ポール・ケイシー(英)と10位ルーク・ドナルド(英)もほぼ確定的で、世界ランクトップ10のうち半数以上の6人がヨーロッパ選手になる。
80年代後半から90年代にかけ、セベ・バレステロス(スペイン)やベルンハルト・ランガー(独)、ニック・ファルド(英)らが次々にメジャーを制し、ヨーロッパ黄金期を築いたもの。その再来を予感させるような最近のゴルフ界の勢力地図の変化。今後しばらくヨーロッパ優位の流れは続きそうだ。