P.ミケルソンが今季初勝利狙う! 今田も参戦
4度目のマスターズ優勝という大きな目標を視野に入れ、フィル・ミケルソン(米)が米男子ツアーのウェイスト・マネージメント・フェニックス・オープン(現地時間3日開幕/アリゾナ州、TPCスコッツデール)に挑む。
当時20歳の大学生だった1991年、ミケルソンはアマチュア出場のノーザン・テレコム・オープンでツアー初優勝を飾った。翌年にプロ転向を果たし、何度も優勝争いをしながらメジャー初制覇までは時間がかかった。それでも負けずに自分のゴルフを貫き、メジャーではマスターズ3勝、全米プロ1勝。ツアー通算でも38勝を挙げ、現在では押しも押されもせぬトッププレーヤーの座に君臨している。
ディフェンディング・チャンピオンとして臨む今年のマスターズは、タイガー・ウッズ(米)、アーノルド・パーマー(米)に肩を並べる大会4勝目がかかる。達成すれば大会最多の優勝回数を誇るジャック・ニクラウス(米)の6勝に次ぐ記録となるだけに、意気込みは強い。乳がんと闘病中のエイミー夫人も回復が著しく、故郷サンディエゴで行われた前週のファーマーズ・インシュランス・オープンでは4日間の大半を夫について回り声援を送っていた。これをエネルギーに変えたミケルソンは今季米ツアー初出場のこの大会で単独2位に入っており、今週にもシーズン初勝利を挙げ波に乗ろうと目論んでいる。
今大会のミケルソンは、前週1打差で優勝をさらわれたブッバ・ワトソン(米)、今季好調のビル・ハース(米)と同組で予選ラウンドをプレー。毎年4日間トータルで50万人以上のギャラリーが訪れることでも知られるフェニックス・オープンとあって、初日から大観衆がヒートアップすること間違いなしの人気のグループになりそうだ。
日本勢では今田竜二が参戦。前週のファーマーズ・インシュランス・オープンでは初日5位タイの好発進を切りながら2日目崩れて予選落ちを喫しているだけに、今週は結果を残しておきたいところだ。