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タイガー、イーグルフィニッシュで27位タイ発進

更新日:2011/02/11 10:37
タイガー、イーグルフィニッシュで27位タイ発進

 

 欧州ツアーの中東シリーズ最終戦、オメガ・ドバイ・デザート・クラシック(UAE、エミレーツGC)は現地時間10日に第1ラウンドの競技を終了。21歳のローリー・マキロイ(北アイルランド)が7アンダー65の好スコアで単独首位に立つ中、世界ランク1位のリー・ウェストウッド(英)と同2位のマーティン・カイマー(独)が3アンダー69で10位タイ。この2人と同組で回った現世界ランク3位のタイガー・ウッズ(米)は出入りの激しいゴルフで1アンダー71とスコアを伸ばしきれず、27位タイからのスタートとなった。

 メジャーとWGCを除く欧州ツアーのトーナメントでは、1994年タイで行われたジョニーウォーカー・クラシック以来実に17年ぶりとなる世界ランクトップ3揃い踏みの同組ラウンド。ドバイの大ギャラリーから大注目を浴びながらのティーオフとなった1番で、タイガーはいきなりパーオン失敗からボギーを叩いてしまう。その後3番でウェストウッドとカイマーがバーディを奪ったのに対し、タイガーは6番でようやく初バーディ。結局フロントナインは2オーバーとスコアを落とし、世界ランクで先を行かれる2人にリードされて前半を折り返す。

 後半の出だし10番から連続バーディを奪ったタイガーだが、12番でバンカートラブルに見舞われ痛恨のダブルボギー。13番パー5でなんとかバーディを取り返すも17番を終えた時点で1オーバー、順位も50位前後に低迷していた。しかし、フィニッシングホールの18番パー5でタイガーらしい最高のプレーを披露する。ティーショットでフェアフェイをキープすると、残り254ヤード、池越えのセカンドを3番ウッドでピンそば2メートルに2オン成功。このスーパーショットで難なくイーグルフィニッシュとし、アンダーパーにスコアを戻し27位タイで初日のプレーを終えた。「(スイング改造中の)現在の状態ならこんな日もある。今日は数回オーバーパーになってしまったがポジティブに考えることを心掛けスコアを戻せた」と1イーグル、4バーディ、3ボギー、1ダブルボギーのラウンドを振り返っていた。

 世界ランク上位3人が一緒にプレーすることについては「大満足だよ。前にやったのは2008年の全英オープンだったかな。その時は僕とフィル(ミケルソン)とアダム(スコット)が同組で回ったんだけど、こういうペアリングは素晴らしいね」と語るタイガー。「こんな機会は滅多にないから楽しみたい」という元王者は、大会2日目の世界“頂上決戦”第2ラウンドで一体どんなプレーを見せてくれるのか…?

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