R.マキロイ首位堅守 タイガー5位タイ浮上!
欧州ツアーの中東シリーズ最終戦、オメガ・ドバイ・デザート・クラシック(UAE、エミレーツGC)は現地時間11日に第2ラウンドの競技を行い、初日単独トップのローリー・マキロイ(北アイルランド)が5バーディ、1ボギーの4アンダー68にスコアをまとめ、通算11アンダーで首位の座をキープした。2009年のこの大会で初日から首位を守り抜き、記念すべきツアー初Vを完全優勝で飾っているマキロイ。今大会で勝てば2年ぶりのツアー通算2勝目となる。
トップを1打差で追いかけるのが、復活が待たれるセルヒオ・ガルシア(スペイン)とトーマス・エイケン(南ア)の2人。さらに通算8アンダー単独4位にスティーブ・ウェブスター(英)がつけ、この日ベストスコアの6アンダー66をマークしたタイガー・ウッズ(米)が通算7アンダーまでスコアを伸ばし、前日の27位タイから5位タイへ急浮上している。
予選ラウンドを終えトーナメントをリードする21歳のマキロイは「昨日の方がスイングはしっくりきていた。その分今日は我慢のゴルフになってしまったけど、耐えて中盤以降にバーディを奪うことができた。自分の調子がそれほど良くない時にこうやってスコアを伸ばせたのは成長の証だと思う。週末に向け少しでも後続をリードするポジションをキープできて良かった」と、念願の欧州ツアー2勝目に照準を合わせた。
しかし、後続には強豪が目白押し。この日7番パー3でホールインワンかと思わせるスーパーショットを披露し「最近ではショットの調子が一番良い」と豪語するガルシアや、スイング改造の成果を見せるタイガー。さらに世界ランクNo.1のリー・ウェストウッド(英)が通算5アンダー11位タイ、世界ランクNo.2のマーティン・カイマー(独)が通算4アンダー20位タイと、実力者が虎視眈々と逆転を狙っている。決勝ラウンドでは将来のNo.1候補であるマキロイの腕の見せどころとなりそうだ。
なお、日本勢唯一出場の松村道央は第2ラウンドで1オーバー73とスコアを伸ばせず、通算4オーバー95位タイで予選落ちを喫している。