ツアー初V目指すS.マリーノが単独トップ!
スティーブ・マリーノ(米)が快調なゴルフでただひとり2桁アンダーまでスコアを伸ばし、念願のツアー初優勝へ大きく近づいた。
米男子ツアーのAT&Tペブルビーチ・ナショナル・プロアマ(カリフォルニア州、ペブルビーチGL=PB/モントレー・ペニンシュラCC=MP/スパイグラス・ヒルGC=SH)は現地時間11日、第2ラウンドの競技を終了。この日メインコースのPBを回ったマリノが7バーディ、1ボギーの6アンダー66をマークし、通算13アンダーで単独トップに立った。
4打差の2位でD.A.ポインツ(米/SH)、5打差の3位でキーガン・ブラッドリー(米/SH)が続き、マリーノと同組でプレーしたパドレイ・ハリントン(アイルランド/PB)が通算7アンダーでハンター・メイハン(米/PB)、ニック・ワトニー(米/MP)、J.J.ヘンリー(米/MP)の他、アーノルド・パーマーの孫サム・サウンダース(米/PB)らと共に4位グループを形成している。
予選ラウンド絶好調、堂々のトーナメントリードで決勝ラウンドを迎えることになったマリーノは「この2日間、自分のゴルフに弱点と呼べるものは何ひとつなかった」と自信たっぷりに胸を張る。現在30歳でツアーでの優勝経験はないが、2009年全英オープンでは予選ラウンドを首位タイで回り「良い経験になった。自分もメジャーで優勝争いをする力があるんだと確信した」と手応えをつかんでいる。
この日の同伴プレーヤーであるハリントンも「マリーノの好調なプレーに引っ張ってもらった。お互い調子が良かったから気分的にリラックスしてバーディ合戦を楽しめた」と相乗効果を打ち明けた。「でもゴルフは先のことを考えてはダメ。とにかくベストを尽くす。このモントレー半島の景色を明日も楽しむことにするよ」と、マリーノはマイペースで優勝争いに立ち向かうと宣言した。
一方、大会3連覇を狙うダスティン・ジョンソン(米/SH)は中盤まで5つのバーディを奪い快調にリーダーボードを駆け上がったが、13ホール目の4番パー4で痛恨の『8』を叩き失速。2日連続71の平凡なスコアで通算イーブンパー、75位タイに低迷し3連覇に赤信号が灯っている。