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初日順延… 勇太が暫定40位 遼は出遅れ暫定126位

更新日:2011/02/21 19:33
初日順延… 勇太が暫定40位 遼は出遅れ暫定126位
日本勢が苦戦する中、池田が暫定40位タイと奮闘を見せている。 (写真提供:AP/アフロ)

 

 米男子ツアーのノーザン・トラスト・オープン(カリフォルニア州、リビエラCC)は現地時間17日に第1ラウンドの競技を行ったが、全員ホールアウトできずに日没サスペンデッドが決定。今季米ツアー初出場となる石川遼は3バーディ、6ボギー、1ダブルボギーの5オーバー76でホールアウトし、トップと9打差の暫定126位タイと大きく出遅れた。石川と同じく今季米ツアー初出場の池田勇太はイーブンパー71で暫定40位タイ、今田竜二は8オーバー79と崩れ暫定139位タイに沈んでいる。

 全米屈指の名門コース、リビエラCCを舞台に米ツアー史上初となる日本人3選手の同組ラウンドが実現した大会初日。日本勢にとって記念すべきラウンドはいずれも苦しいゴルフを強いられてしまった。石川は出だし1番で1メートルのバーディパットを外すと、3番でパーオン失敗からボギーが先行。5番ではティーショットを左に曲げ深い茂みにつかまり、日本人3選手とキャディ総出で石川のボールを捜す場面も。このホールをダブルボギーとし、7番パー4でセカンドをピンそば2メートルに寄せようやく初バーディを奪ったものの、8番から連続ボギーを叩き4オーバーで前半を折り返す。

 後半に入った石川は11番パー5でバーディ奪取、さらに難関ホールの15番パー4で5メートルのバーディパットを沈め立ち直るかと思われたが、16番から痛恨の上がり3ホール連続ボギー。3年連続出場のノーザン・トラスト・オープンで自己ワーストとなる5オーバー76を叩き、初日のプレーを終えた。「ショットはそれほど悪くないけどショートゲームの距離感が合わなかった。ピンポジションも絶妙な位置に切ってあるし、ショートゲームの精度を上げる必要がある」と第1ラウンドを振り返った石川。「明日はもっと良いプレーをしなくては… 果敢にピンを狙ってなんとか予選を通りたい」と2日目での巻き返しを誓った。

 一方、池田は1番パー5で幸先良くバーディ発進。さらに3番パー4では、残り150ヤードほどの2打目をピン横50センチにつけるスーパーショットを披露する。5番でも10メートルのロングパットをねじ込みフロントナインは4バーディ、1ボギーの3アンダー。ところが、後半の11番でティーショットをOBとしダブルボギーを叩くと、1アンダーで迎えた最終18番で3パットを喫しボギーフィニッシュ。5バーディ、3ボギー、1ダブルボギーのイーブンパー71でホールアウトし、「前半は好調なラウンドだったのに惜しいことをした。今日は自分にとって良い課題が出来た」と厳しい表情で前を見据えている。

 また、日本ゴルフ界を代表する若手2人と同組で回った米ツアーシード保持者の今田はノーバーディ、3ボギー、1ダブルボギー、1トリプルボギーの8オーバー79と大乱調。出場144選手中(棄権1人)暫定139位タイと下位からのスタートとなった。なお、暫定首位グループには4アンダー67でホールアウトしたジョン・センデン(豪)、マーティン・レアード(スコットランド)、ビル・ハース(米)、J.B.ホームズ(米)、カール・ペターソン(スウェーデン)ら9人が並んでいる。

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