不調の石川遼、難コースで存在感示せるか
更新日:2011/03/10 20:50
掲載日:2011/03/10 14:10
WGC-キャデラック選手権(現地時間10〜13日/フロリダ州、TPCブルーモンスター at ドラル)に挑む石川だが、今季はノーザン・トラスト・オープンでは予選落ち、WGC-アクセンチュア・マッチプレー選手権では1回戦負けと、思うようなプレーを見せることができず、今大会まで来てしまった。
世界のトッププレーヤーが揃い、難コースで行われる予選落ちなしの4日間。石川はコース攻略に情熱を燃やし、大会前は練習に熱中。あこがれの存在であるタイガー・ウッズ(米)が登場しても気づかないほど、自分の世界に入り込んでいた。声をかけられてようやく挨拶したものの、これほど夢中で練習していれば、レベルの高いライバルたちも怖くない。目標とするマスターズが約1か月後と迫っているだけに、そろそろ上位で戦いたいところだ。
予選ラウンドは22歳のリッキー・ファウラー(米)、26歳のジョナサン・ヴェガス(ベネズエラ)らと一緒にプレーする。ツアー未勝利だが経験は十分なファウラーと、ルーキーながらすでに1勝しているヴェガスが同組となる戦いなら気合が入らないわけがない。
そろそろ米男子ツアーで存在感を示すべく、石川が心の炎を燃やしている。
日本勢では、先週のザ・ホンダ・クラシックで粘りに粘って10位タイとなった藤田寛之と、25歳の池田勇太も出場。いずれも石川と同じくマスターズ出場を見据えているだけに、TPCブルーモンスターという舞台で自分のゴルフを必死で確立しようとしている。