渡米した宮里藍「たくさんの希望を、たくさんの笑顔を」
現地時間24日開幕の米女子ツアー、キア・クラシックに出場するため開催地のカリフォルニア州に到着した宮里藍が自身のブログを更新。東日本大震災の影響で混乱が続く母国を離れ、現在の心境を語っている。
米国でも日本を襲った大震災に対する関心は高いようで「こちらでも、日本の地震がトップニュースです。皆に大丈夫なのか、と聞かれます。その度に、私はすごく大変な状況だけど、皆がひとつになって頑張ってるから大丈夫!と、答えます」と宮里。「もちろん(被災地に)どれだけ物資が運ばれて、電気や水道がどこまで復活してるのかもリアルタイムで知りたい。原発も、どういう状況なのか逐一知りたい」と、渡米したとはいえまだまだ日本の状況は気になるようだ。
宮里は地震が発生した翌12日にも自身のブログで被災者へメッセージを発信。その際、陸上競技の為末大選手が地震後に書いたブログ『アスリートにできる事』を紹介し、「私が出来る事は、アスリートとして皆さんを励ます事。そしてただ日々努力をしていく事だとほんとに思いました」と深く感銘を受けていた様子。その為末選手は13日から地震救済チャレンジ『TEAM JAPAN』と題した義援金活動をスタートしているが、宮里も今回のブログで「私が取り組んでいる事も、もう少しで発信出来そうです!!そのときは、またこのサイトでチェックして頂けると助かります!よろしくお願いします」と、何らかのチャリティ活動を始めることを示唆している。
高校時代の3年間(宮城・東北高)を過ごした仙台市が甚大な被害を受ける中、「被災地の方達を元気にする為にも、家があって、電気もガスもある被害を受けてない私たちこそが、元気になって助け合わなくては、と私は思います!!落ち込んでる暇はないのです!」と語る宮里。最後は「たくさんの希望を、たくさんの笑顔を。一生懸命生きましょう!!!」と力強い励ましの言葉で締めくくっていた。