R.マキロイが暫定トップタイに 「今週こそ勝ちたい!」
前週のマスターズで3日目まで首位の座を守りながら、最終日に崩れて惜敗を喫した21歳のローリー・マキロイ(北アイルランド)が、敗戦のショックを引きずることなく暫定ながらトップタイに浮上した。
欧州、アジア両ツアー共催のメイバンク・マレーシアン・オープンはマレーシアのクアラルンプールG&CCを舞台に現地時間15日、日没サスペンデッドとなった第1ラウンドの続きと第2ラウンドの競技を行った。しかし、この日も進行が遅れ、数多くの選手をコースに残したまま再び順延が決定した。
そんななか、36ホールを69-64の通算11アンダーで回ったマキロイが、アレクサンダー・ノレン(スウェーデン)と並んで暫定首位タイに浮上。1打差の暫定3位にサイモン・ダイソン(英)、通算7アンダー暫定4位タイにスティーブン・ギャラハー(スコットランド)、ブレット・ランフォード(豪)、マッテオ・マナッセロ(伊)が続いている。
初日の69に「物足りない」と不満をあらわにしたマキロイだが、この日はノーボギーの8アンダー64の快調なゴルフに「ショットがすごく良い。球を思うようにコントロールできているし、パットも決まっている。先週(マスターズ)も調子は良かったけど、その調子が今週も続いている」と納得の笑顔を見せた。
マスターズでは最終日の10番で痛恨のトリプルボギーを叩いてメジャー初Vを逃したが、「ポジション的には先週と一緒だね。でも今週はきっちり最後まで自分の仕事をやり遂げたい。ここのところ予選ラウンドをトップで通過しながら勝てない試合が続いているので、今週こそ殻を破って今後につなげたい」と優勝に意欲を見せた。
一方、日本勢は平塚哲二が通算4アンダー、暫定15位タイ。市原弘大も残り3ホールを残して2アンダー、暫定36位タイにつけている。また、久保谷健一は36ホールを終え通算イーブンパーで暫定62位タイ。カットラインぎりぎりながら、決勝ラウンド進出の可能性は高そうだ。
その他、昨季全英オープンチャンピオンのルイス・ウーストハウゼン(南ア)とマスターズチャンピオンのチャール・シュワーツェル(南ア)はともに通算イーブンパーで暫定62位タイと、現在のところ下位に低迷している。