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ムービングデーにN.コルサーツがトップ浮上

更新日:2022/10/26 00:57
ムービングデーにN.コルサーツがトップ浮上

 

 リーダーボードが目まぐるしく入れ替わる展開の中、ツアー屈指の飛ばし屋ニコラス・コルサーツ(ベルギー)が単独トップに躍り出た。

 欧州/アジア両ツアー共催のボルボ中国オープンは現地時間23日、中国、リュクスヒルズ・インターナショナルCCを舞台に第3ラウンドの競技を終了。長打力を活かしスタートホールでいきなりイーグルを奪ったコルサーツがムービングデーに6アンダー66をマークし、通算18アンダーでリーダーボードの最上段に浮上した。

 1打差の単独2位に第1回アジアアマ優勝のハン・チャンウォン(韓)が続き、通算16アンダー3位タイにグレゴリー・アブレ(仏)とピーター・ローリー(アイルランド)が並んでいる。また前日『61』と爆発し首位に立ったジェイミー・ドナルドソン(ウェールズ)はスコアを伸ばし切れず通算15アンダー単独5位に後退した。

 さかのぼること11年前。コルサーツは18歳の誕生日に当時2番目の年少記録で欧州ツアーのQスクール(プロテスト)に合格しプロのライセンスを手に入れた。しかしその後は泣かず飛ばず。試合に出られない苦しさを味わいながら地道な努力を続け、昨年ようやくトップ10に5回入って賞金ランク67位とツアーへのフル参戦権を獲得した。

 しかし飛ばしにかけては右に出る者がいない。ロングヒッターと言われて思い浮かぶのはアルバロ・キロス(スペイン)だが、昨年のドライビングディスタンスはコルサーツの方がキロスの上をいっている。「出だしのイーグルで波に乗ることが出来た。キャディによるとティーショットは380ヤードくらい飛んでいた」と言うから驚きのパワーの持ち主である。

 一方、前日カットラインぎりぎりで予選を通過した平塚哲二は4バーディ、2ボギーの2アンダー70にスコアをまとめ、通算7アンダー52位タイとわずかながら順位を上げている。

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