連続優勝に向け好発進のS.ルイス 首位は韓国勢2人
4週間前のクラフト・ナビスコ選手権でメジャー初優勝を飾ったステイシー・ルイス(米)が、2試合連続優勝に向けて好スタートを切った。
約1か月ぶりの開催となる米女子ツアー、アブネットLPGAクラシックの第1ラウンド(現地時間28日/アラバマ州、RTJゴルフトレイル)は、5アンダー67で回り首位を並走しているグレース朴(韓)とキム・ソンヒ(韓)の2人が試合を引っ張っているが、ルイスもカレン・スタップルス(英)と並び1打差の3位タイと好位置につけた。うれしいメジャータイトルから、試合がない間もしっかり好調さを維持していたことを感じさせるプレーぶりを見せた。
ディフェンディング・チャンピオンの朴セリ(韓)は3アンダー69で5位タイにつけており、昨年の同大会(昨年はベル・マイクロLPGAクラシック)で朴にプレーオフで敗れたブリタニー・リンシコム(米)とスーザン・ピーターセン(ノルウェー)の2人も、それぞれ1アンダー71の16位タイ、イーブンパー72の22位タイと雪辱を狙えるポジションにつけた。また、16歳のアレクシス・トンプソン(米)も、1アンダー71をマークし、リンシコムと並ぶ16位タイにつけている。
久々に優勝争いに顔を出したグレース朴は、この日1イーグル、5バーディ、2ボギーの鮮やかなプレーぶり。2004年にはクラフト・ナビスコ選手権でメジャー大会初優勝も果たした米ツアー通算6勝のベテランが、7年ぶりの勝利に向けて走り出した。
また、3人出場している日本勢はいずれも今ひとつの初日となった。その中で健闘したのが、ルーキーの野村敏京だ。この日は2つのダブルボギーを叩きながら、バーディを4つ奪って1オーバー73。41位タイ発進となったが、それでも先輩2人を差し置いて、日本勢最上位で残り3日間に挑む。
ツアー初優勝を狙う宮里美香は、2オーバー74の61位タイ、今季未勝利の宮里藍は4オーバー76で93位タイといずれも出遅れている。