B.ワトソン首位堅守! 今田予選突破ならず
米男子ツアー、チューリッヒ・クラシック・オブ・ニューオリンズ(ルイジアナ州、TPCルイジアナ)は現地時間29日、第2ラウンドの競技を終え、飛ばし屋レフティー、ブッバ・ワトソン(米)が快調なゴルフで首位の座を守った。
初日66の好スコアでトップタイ発進のワトソンは10番スタートのこの日、序盤の11番パー5で起死回生のイーグル奪取に成功。バーディも3つ奪うなど4アンダー68をマークして、ただひとり二桁アンダーの通算10アンダーまでスコアを伸ばし、単独2位のジョシュ・ティーター(米)に1打差をつけ単独トップに立った。通算8アンダー単独3位にジョン・ロリンズ(米)がつけ、第2ラウンドでノーボギーの8アンダー64と爆発したディーン・ウィルソン(米)が通算7アンダーとし、ウェブ・シンプソン(米)、ジョン・センデン(豪)らと並び4位タイに急浮上した。
単独トップのワトソンは「風が巻いてトリッキーなコンディションだった。池も多いし細心の注意を払ってプレーしなければならない。ここまでは上手くいっているから、残り2日も今日までと同じようなプレーがしたい」と1月末のファーマーズ・インシュランス・オープンに続くシーズン2勝目に照準を合わせている。5打差以内に20人以上がひしめく混戦の中、心優しい飛ばし屋ワトソンがこのままトップを快走出来るのか注目だ。
一方、世界ランク1位の座を狙うルーク・ドナルド(英)は2日目、1アンダー71の平凡なスコアながら通算5アンダーで、首位と5打差の12位タイとまずまずの位置につけている。アジア(欧州ツアー共催)で戦う目下同ランク1位のリー・ウェストウッド(英)の結果次第ではNo.1浮上のチャンスがあるだけにドナルドの動向からも目が離せない。
ここ2試合連続で予選を突破していた今田竜二は2日目も1オーバー73と挽回ならず。通算4オーバー113位タイでカットラインに5打足りず予選落ち。前週優勝のブラント・スネデカー(米)も初日の出遅れが響き決勝ラウンド進出を逃している。