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ダブル宮里予選落ちも野村健闘! S.ガル首位浮上

更新日:2022/10/26 00:57
ダブル宮里予選落ちも野村健闘! S.ガル首位浮上

 

 藍&美香のダブル宮里がまさかの予選落ちを喫する中、18歳のルーキー野村敏京が粘り強いゴルフで決勝ラウンド進出を決めた。

 約1か月ぶりの開催となる米女子ツアー、アブネットLPGAクラシックは現地時間29日、アラバマ州、RTJゴルフトレイルを舞台に第2ラウンドの競技を終了。ただでさえ硬いグリーンが風の影響でさらに硬さを増す難コンディションの中、米女子の下部ツアー、LPGAフューチャーズツアーで初優勝を飾ったばかりの野村が3バーディ、2ボギーの1アンダー71にスコアをまとめ、通算イーブンパー29位タイで予選をクリア。大舞台で上位を狙える位置を確保した。

 一方、初日に出遅れ「巻き返すチャンスはある」と語っていた宮里美香はこの日もボギーが先行する苦しいラウンド。3バーディ、5ボギーと出入りが激しいゴルフで2日連続2オーバー74を叩き、通算4オーバー78位タイとカットラインに1打及ばず涙をのんだ。

 また今シーズン未だトップ10入りがない宮里藍は、パー3を除くすべてのホールでフェアウェイをキープしながら、硬いグリーンと難しいピンポジションに手を焼いてボギー5つ、ダブルボギー1つ(2バーディ)を叩く乱調で5オーバー77と崩れ、通算9オーバー117位タイで米ツアーでは今季初の予選落ちを喫した。

 上位陣は先月のキア・クラシックで米ツアー初優勝を飾ったサンドラ・ガル(独)が通算7アンダーで単独トップ。1打差の単独2位にエイミー・ヤン(韓)が続き、通算5アンダー3位タイにクラフト・ナビスコ選手権覇者のステイシー・ルイス(米)の他、カレン・スタップルス(英)、キム・ソンヒ(韓)がつける展開。また連覇を狙う朴セリ(韓)がスーザン・ピーターセン(ノルウェー)らと通算4アンダーで並び6位タイとまずまずのポジションをキープしている。

 トーナメントをリードしたガルは「1勝したらますます勝ちたい気持ちが強くなった。最近はトップに立っても居心地が悪くない」と2勝目に意欲。メジャー大会でツアー初優勝を飾ったばかりのルイスも上位を賑わしており、今季好調な選手がリーダーボードの上段に名を連ねている。「コースが難しいので爆発的スコアをマークする人はいないはず。週末も混戦になるのでは?」というルイスの予言が正しければ、最後まで気を抜けない混戦模様が続きそうだ。

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