亡き“セベ”へのトリビュート 全英OPがネイビーブルーデーに!?
更新日:2011/05/15 11:36
掲載日:2011/05/15 11:30
去る7日、悪性の脳腫瘍の合併症により54歳の若さでこの世を去ったゴルフ界の巨星セベ・バレステロス(スペイン)を偲ぶ動きが世界中に広がっている。
現在開催中の米男子ツアー、ザ・プレーヤーズ選手権(フロリダ州、TPCソーグラス)では会場に掲げられたスペインの国旗を半旗にすることでバテステロスへの弔意を示し、出場している選手は皆“情熱のカリスマ”を象徴する赤のリボン(喪章)を帽子につけ厳しい戦いに挑んでいる。
そんな中、セベ・バレステロス・ファウンデーション(基金)がツイッターで選手たちにこんな呼びかけを行った。「来るべき全英オープンの最終日、選手全員ネイビーブルーのパンツとセーター、白のポロシャツを身につけよう!」
70年代の半ばから80年代にかけ、全盛期のバレステロスが大舞台で必ずと言ってよいほど着用していたのがネイビーブルーのパンツでありセーターだった。コースに隣接する駐車場まで球を曲げながら、そこから見えないグリーンに向かって放った1打をバーディチャンスにつけメジャー初優勝をたぐり寄せた1979年のロイヤルリザム・アンドセントアンズでも、その翌年マスターズで初優勝を飾ったときも、バレステロスは白いポロシャツとネイビーブルーの上下でコーディネートしていた。劇的なドラマを演じるスペインの星に世界中のゴルフファンが熱狂し、ゴルフ少年たちは「セベになりたい」と願ったもの。
バレステロスが3勝を飾った全英オープンの舞台で“ネイビーブルーデー”が実現すれば、本人もきっと天国で微笑むに違いない。