雷雨中断4時間！　G.マクドウェル、N.ワトニーが暫定首位

　世界のトッププロが一堂に会す米男子ツアーのザ・プレーヤーズ選手権（フロリダ州）は現地時間14日、TPCソーグラスを舞台に第3ラウンドの競技を行ったが、日中突如ひょうが降り、コースの木がなぎ倒されるほどの荒天に見舞われプレー続行不可能に。4時間に渡る中断の後に再開されたが、最終組が5ホールのプレーを終えたところで日没となり、競技は翌日に持ち越されることになった。

　そんな中、初日のトーナメントリーダーであるニック・ワトニー（米）が出だし2ホール連続バーディを奪って通算11アンダー。5ホール終了時点でグラエム・マクドウェル（北アイルランド）と並び暫定ながらトップの座を分け合った。

　1打差の暫定3位タイに前日首位のデビッド・トムズ（米／5ホール終了）とスティーブ・ストリッカー（米／5ホール終了）が並び、通算9アンダー暫定5位タイに崔京周（韓／10ホール終了）と2週連続優勝を狙うルーカス・グローバー（米／6ホール終了）の2人がつけている。

　また世界ランク2位のマーティン・カイマー（独）は、激しい雨でやわらかく、止まりやすくなったグリーンの恩恵を受けて出だし4ホール連続バーディで一気にリーダーボード最上段に躍り出たが、8番、9番、10番の3連続ボギーで失速。通算8アンダー（12ホール終了）でローリー・サバティーニ（南ア／10ホール終了）、ロバート・カールソン（スウェーデン／9ホール終了）らと並び暫定7位タイにとどまっている。

　タイガー・ウッズ（米）が左ひざ痛の再発で初日に棄権、ディフェンディング・チャンピオンのティム・クラーク（南ア）が2日目にひじ痛で棄権した波乱の大会は、3日目も自然の猛威を受けてサスペンデッドを余儀なくされた。最終日は現地時間午前7時45分に第3ラウンドの続きを行い、終了後速やかに組み替えて3人1組アウトインスタートで最終ラウンドを行う予定。上位の選手ほど残りホールが多い長丁場となる最終日、誰が勝ってもおかしくない展開になりそうだ。