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ひょうに見舞われた舞台でD.ジョンソンが今季初Vに挑む

更新日:2022/10/26 00:57
ひょうに見舞われた舞台でD.ジョンソンが今季初Vに挑む

 

 昨年、頭角を現したツアー4勝のダスティン・ジョンソン(米)が、今季初優勝を狙って米男子ツアー、HPバイロン・ネルソン選手権(現地時間26〜29日/テキサス州、TPCフォーシーズンズ・リゾート)に臨む。

 今季はWGC-キャデラック選手権の2位を始めトップ10入りが3回あるが、ここ4試合は今ひとつ。予選落ちが2回で、2週前のザ・プレーヤーズ選手権も57位タイといいところを見せられず、フラストレーションがたまっている。

 だが、同大会では過去2年間に4位タイ、7位タイとトップ10入りしており、相性は悪くない。ティーショット平均飛距離305ヤード(ツアー第3位)のドライバーショットを武器に、早く勝って楽になりたいところだ。

 “準メジャー”ザ・プレーヤーズ選手権でプレーオフを制して優勝した崔京周(韓)も、1週間の休養で英気を養って登場。4年ぶりの大会出場で、偉大な先達である故バイロン・ネルソン氏(米)の冠がついた大会制覇に意欲を燃やしている。

 さらに今季未勝利の昨季米ツアー賞金王、マット・クーチャー(米)も侮れない。勝ち星こそないが、平均ストローク数は69.87でツアー第2位。そろそろ結果が出てもおかしくない頃だ。

 また、全英オープンインターナショナル・ファイナル・クォリファイ(IFQ)米国にエントリーしながらも欠場し、このままでは1998年から続いていた全英オープン連続出場が途絶えてしまうセルヒオ・ガルシア(スペイン)も出場。現在は世界ランキング73位まで転落してしまい、今大会で何とか上位に入って世界ランクを上げたい。

 日本勢は今田竜二がただ一人参戦。今季は14試合に出場して予選通過が半分以下の6回。トップ10入りは一度もなく、どん底にあえいでいる。復活への手がかりをつかみたい。

 大会2日前の晩、舞台となるダラスエリアは激しい雷と暴風雨に見舞われ、ゴルフボール大のひょうまで降った地域もあったほどだ。7万戸が停電。切れた送電線にぶつかって1人の男性が死亡したほか、約1万人が空港に閉じ込められた。

 舞台となるTPCフォーシーズンズ・リゾートは、木の枝が落ち、ごみが散らかっていたが、最大の被害はやはりひょうによるもの。ツアー関係者が「野球ボールの半分くらいの大きさ。こんなの見たことない」と絶句するほどのひょうがコースを襲った。だが、それでもスタッフが必死に働いて、大会前日の朝、わずか1時間遅れでコースはプレーできる状態になった。

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