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ネイビーブルーのウェアでセベ追悼

更新日:2022/10/26 00:57
ネイビーブルーのウェアでセベ追悼

 

 英国ウェントワースCを舞台にトッププレーヤーが集結した欧州ツアーのフラッグシップ・トーナメントのBMW PGA選手権は現地時間27日、予選ラウンドを終え、ルーク・ドナルド(英)、マッテオ・マナッセロ(伊)、アルバロ・キロス(スペイン)の3人が通算6アンダーで首位に並んだ。

 そんな中、目を引いたのが選手たちが着用したウェア。トーナメントをリードした3人は揃ってこの日ネイビーブルーの上下で登場したのだが、これは今月7日に脳腫瘍の合併症により54歳の若さで他界したセベ・バレステロス(スペイン)を偲んでの行動。アメリカに押され劣勢だったヨーロッパを盛り返し、今に続く基礎を築いた英雄バレステロスが、このBMW PGA選手権で最後に優勝したのが1991年のこと。コリン・モンゴメリー(スコットランド)をプレーオフで下しバレステロスが同大会2勝目を飾ったのがちょうど20年前ということになる。その記念すべき20周年に選手たちは追悼の意味を込め、バレステロスが生前好んで着用し勝負カラーとしていたネイビーブルーのウェアを着て戦ったというわけだ。

 18歳のマナッセロは言う。「セベは僕らに夢とインスピレーションを与えてくれた。彼は僕のヒーロー。真の天才、本当に特別なゴルファーだった。今日だけじゃなく、毎日のように彼の存在を感じている」

 バレステロスにとって、そして欧州ツアーにとって特別なイベントである今大会。晴天が戻った2日目には大会史上最多のギャラリー25,472人が会場に詰めかけ選手たちのプレーに惜しみない声援を贈った。

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