61歳T.ワトソンが逆転V! 室田は1打差単独3位
更新日:2011/05/30 13:50
掲載日:2011/05/30 12:20
ケンタッキー州バルハラGCを舞台に4日間に渡って熱戦が繰り広げられた米チャンピオンズツアーのシニアPGA選手権(現地時間26日〜29日)は、ホール・オブ・フェーマー(殿堂入り)のトム・ワトソン(米)がプレーオフを制し逆転でメジャータイトルを獲得した。
上位のスコアが伸び悩む中、ワトソン同様に最終日に好調なプレーを見せたのがデビッド・エガー(米)。この日5アンダー67のベストスコアをマークして通算10アンダーでホールアウト。単独3位からスタートしたワトソンと並び、決着は2人によるプレーオフに持ち込まれた。
迎えたサドンデス1ホール目。18番パー5を上手く攻略しバーディを奪ったワトソンに対しイーガーはバーディならずパー。ワトソンが約1年4カ月ぶりとなるツアー通算14勝目をメジャーで飾っている。
「負けず嫌いな私にとって、競技の場で他の選手を負かすことが何よりの好物。競う合って勝つ。その快感を追い求めてきたのが私のゴルフ人生。後味の良い勝利だった」と手放しで優勝を喜んだ61歳のワトソンは、大会史上2番目の年長優勝者(最年長は1947年のジョック・ハッチソンで62歳)となった。
注目の室田淳はこの日6つのバーディを奪いながら、同じ数だけボギーを叩いてイーブンパー72止まり。プレーオフ進出に1打足りず、通算9アンダーの単独3位でフィニッシュ。アメリカ初Vの夢は叶わなかった。
その他の日本勢は倉本昌弘が通算6オーバー45位タイ、加瀬秀樹が通算15オーバー68位タイ。なお、尾崎直道、池内信治、高見和宏は予選ラウンドで姿を消している。