G.マクドウェル1打差2位浮上! 首位は28歳A.ノレン
欧州ツアー、セルティック・マナー・ウェールズ・オープン第2ラウンド(現地時間3日、ウェールズ、セルティック・マナー・リゾート)、ディフェンディング・チャンピオンのグラエム・マクドウェル(北アイルランド)が絶好の位置を確保した。
首位に3打差の6位タイからスタートしたマクドウェルは風が強く厄介なピンポジションに手こずり、前半はなかなかバーディを奪えず苦しんだ。しかし中盤の8番から12番までの5ホールで4つのバーディを固め打ち。3アンダー68にスコアをまとめ通算7アンダーとし、単独トップのアレクサンダー・ノレン(スウェーデン)に1打差の単独2位に浮上した。
10番パー3ではバンカーのアゴからピンそば50センチに寄せ「セベ(・バレステロス)みたいとギャラリーの少年に言われたよ。嬉しいね」と、先月急逝した尊敬するカリスマばりのショットにご満悦の様子。2週間後には全米オープン(6月16日開幕/米国メリーランド州、コングレッショナルCC)で連覇に挑むことになるが、「このコースは全米オープンの下準備にはもってこい。難しいセッティングを克服したときの達成感が何とも言えない」と難コース攻略に意欲を見せた。
一方、単独トップに躍り出た28歳のノレンは今年、マクドウェルの連覇がかかる全米オープンに初めて出場することが決まっており、アメリカでの初メジャー挑戦を前に心技体が充実。2日連続『67』をマークすると「ミスをしても冷静でいられた。フェアウェイをキープしてグリーンに乗せる。難しいピンポジションにもよく対応できた」と好調なラウンドを振り返った。
その他上位陣は、通算6アンダー3位タイにビクトル・ドゥブイソン(仏)とジェイミー・ドナルドソン(ウェールズ)が続き、初日単独トップのキース・ホーン(南ア)は2つスコアを落とし、通算5アンダー5位タイに後退。同じ5位タイには50歳にしてツアー最年長優勝を狙うバリー・レーン(英)らがつけている。