G.マクドウェル大乱調 A.ノレンは単独首位キープ!
欧州ツアー、セルティック・マナー・ウェールズ・オープン(ウェールズ、セルティック・マナー・リゾート)は現地時間4日、第3ラウンドの競技を終了。ディフェンディング・チャンピオンのグラエム・マクドウェル(北アイルランド)が大乱調でリーダーボードを急降下する中、28歳のアレクサンダー・ノレン(スウェーデン)が2009年のオメガ・ヨーロピアン・マスターズ以来、2年ぶりツアー通算2勝目に王手をかけた。
強風に加え、時折雨が降る難コンディションに見舞われたムービングデー。大誤算だったのが連覇を狙うマクドウェルだ。
ノレンに1打差の2位からスタートしながら、出だしのダブルボギーでつまずき、7番までにボギー2つ、ダブルボギー3つを叩くまさかの大乱調。その後、8番9番で連続バーディを奪い持ち直したかに思われたが、後半に入ってもピンチは続き、11番でボギー、さらに12番ではダブルスコアの『8』。結局10ストロークスコアを落とし、首位に11打差の通算3オーバー33位タイへ大きく後退すると無言でコースを後にした。
ビッグネームが苦しむ中、首位スタートのノレンも前半3つのボギーを叩いてスコアを落とすが、後半4バーディ(1ボギー)を奪ってイーブンパー71にまとめ、通算8アンダーで単独トップの座をがっちりとキープ。「今日は下が濡れて長いコースが余計長く感じた。グリーン周りも厄介だったし、グリーンもホールによって速かったり、遅かったり。本当にタフなコンディションだった」と打ち明けた。2年ぶりツアーVの勝算は「いかにチャンスをものにできるかにかかっている」とノレンは気を引き締めた。
そんな中スコアを伸ばしたのが、5アンダー66をマークしたアンダース・ハンセン(デンマーク)。最終ホールをイーグルで締めくくり、通算7アンダーとしピーター・ハンソン(スウェーデン)と並び2位タイに浮上。また通算6アンダー単独4位にジェイミー・ドナルドソン(ウェールズ)が続き、通算5アンダー5位タイにスティーブ・ウェブスター(英)、ビクトル・ドゥブイソン(仏)がつけている。