横峯さくらがタナボタ逆転で今季初V！

　国内女子ツアー、リゾートトラストレディス（長野県、グランディ軽井沢ゴルフクラブ）は5日、最終ラウンドの競技を終了。首位と3打差3位タイでスタートした横峯さくらが、1イーグル、3バーディ、1ボギーの4アンダー68をマークし、通算10アンダーまでスコアを伸ばして今季初優勝を飾った。また、前日単独トップの大城さつきは通算9アンダーで北田瑠衣、黄アルム（韓）と並んで2位タイに終わった。

　激しい優勝争いが繰り広げれた最終日。最終組の1つ前の組でスタートした横峯さくらは、3番、5番でバーディを奪うと8番パー5ではチップインイーグルに成功。前半で4つスコアを伸ばしてトップと1打差の単独2位に浮上した。後半に入ると11番でバーディを奪取するも、その後1つスコアを落として通算10アンダーでホールアウト。この時点では最終組の大城が2打差でリードしていたが、大城は終盤17番、18番で3つスコアを落としたため、横峯に逆転での優勝が転がり込んだ。

　思わぬ形での優勝に「なんか本当に信じられないです」と驚いた様子の横峯。昨年10月のマスターズGCレディース以来となるツアー通算18勝目を挙げ、国内女子ツアー史上6人目となる生涯獲得賞金7億円を突破。さらに25歳174日、196試合目での達成は同ツアー最年少最速記録となっている。

　前日、2日目のベストスコア『64』を叩き出し単独首位に躍り出た大城さつきは、前半に2つスコアを伸ばして迎えた後半、出だしの10番でボギーを叩くも続く11番でイーグルを奪取。その後も出入りの激しいゴルフを続け、上がり2ホールではボギーとダブルボギーで首位の座から陥落。優勝を目前にした終盤でのよもやの失速に、悔しい大会となっている。

　その他、前週のヨネックスレディスゴルフトーナメントで3位タイに入った上原彩子は、横峯と同じく3位タイからスタートし、2つスコアを伸ばして通算8アンダーの5位タイ。また初日首位タイの笠りつ子は3つスコアを伸ばして通算7アンダーで、同世代の有村智恵らと並ぶ7位タイ。またも優勝には手が届かなかったものの安定して上位フィニッシュを続けている。