M.マナッセロ好発進! 首位は初V狙うR.ロックとC.ウッド
18歳のマッテオ・マナッセロ(伊)が、地元優勝に向けて好発進した。
欧州ツアー、BMWイタリア・オープン(イタリア、ロイヤルパーク1世ロベリ)は現地時間9日、第1ラウンドの競技を終了。ロバート・ロック(英)とクリス・ウッド(英)の2人が8アンダー64をマークして首位に立つ中、昨年同大会でプロデビューを飾ったマナッセロは、2006年大会優勝者でもあるフランセスコ・モリナリ(伊)らと並んでトップと2打差の6位タイ。ツアー3勝目を母国のナショナルオープンで挙げる可能性を感じさせた。この日は1イーグル、5バーディ、1ボギーの堂々たる内容で、モリナリとともに地元ファンの期待を集めている。
トップタイ発進のロックとウッドは34歳のベテランと23歳の若者だが、この日は同じ組で回ってともに首位。実は近頃、一緒にプレーすることが多い。「たぶん今年だけでもう4、5回は同じ組なんじゃないかな」というロックは慣れたペアリングでウッドとお互いに刺激し合った。ロックがこれまでもっとも優勝に近づいたのは、2009年の3アイリッシュ・オープンで、その時はシェーン・ロウリー(アイルランド)にプレーオフで敗れているだけに、今度こそという思いが強い。
上がり5ホールで連続バーディを決めるなど初日好スタートを切ったロックは「今日は本当にパットがよく入った。ここ2か月いろいろ試してきたのがよかったのかな」と話し、悲願の初優勝に向けて気持ちを引き締めた。
一方、23歳のウッドもロックとプレーする機会が多いことを歓迎。後半出だしの3連続バーディの後、8番パー5で3.6メートルのイーグルパットを沈めてトーナメントを引っ張った。先月のイベルドロラ・オープン最終日、後続に4打差をつけ単独首位でスタートしながら、自滅してダレン・クラーク(北アイルランド)に逆転負けを喫している。その後は故障に苦しんだが、ようやく見せた復調の兆しを初優勝につなげたいところだ。
その他、首位に1打差の3位タイにスコット・ジェイミソン(スコットランド)、ラファエル・カブレラ-ベロ(スペイン)、トービヨン・オルセン(デンマーク)の3人がつけている。