M.カイマーがNBAから刺激、全米オープン勝利に意気込み
更新日:2022/10/26 00:57
掲載日:2011/06/15 11:35
マーティン・カイマー(独)が、先日にNBA(全米プロバスケットボール協会)王者となったダラス・マーベリックスの中心選手で、同じドイツ出身であるダーク・ノビツキーより有名になるべく、米男子ツアーの全米オープン(現地時間16〜19日/メリーランド州、コングレッショナルCC)でメジャー2勝目を狙っている。
カイマーは昨年の全米プロゴルフ選手権でメジャー初優勝を飾った後は、調子を維持。欧州ツアー賞金王にも輝いて、世界ランクNo.1の座にもついた。
王座は8週間でリー・ウェストウッド(英)に譲り渡し、現在はそのウェストウッドもルーク・ドナルド(英)の後塵を拝して、現在カイマーはNo.3。だが、一度王座についたことは間違いない事実だ。
ところが、ドイツ国内での知名度となると、カイマーはノビツキーにかなわない。「みんな僕より彼(ノビツキー)の名前を知ってるよ。街で100人に『ダーク・ノビツキーって誰だ?』『マーティン・カイマーって誰だ?』って尋ねてごらん。彼を知っている人のほうが多いから」。
確かにノビツキーは、欧州出身として初めてNBAでMVPを獲得した選手。カイマーも、ドイツ人としてマスターズ2勝のベルンハルト・ランガーに続くメジャータイトルを獲得しているが、それでも、まだまだ知名度ではかなわない。
それだけにカイマーは「僕も頑張るよ。残念ながら彼(ノビツキー)に会ったことはないけど、近いうちにマーベリックスの試合を見たいと思っている。バスケットボールはドイツでも大人気。でも彼はアメリカでスーパースターになったのだから。彼こそ(自分が有名になる)本当のモデル」と、ノビツキーに追いつけ、追い越せとばかりに意気込んでいる。