日本勢大苦戦! 遼62位タイ、藤田は145位タイ
現地時間16日、米男子ツアーの今季メジャー大会第2戦、全米オープン(メリーランド州、コングレッショナルCC)は第1ラウンドの競技を終了。日本からは石川遼、久保谷健一、藤田寛之が出場したが、初日は3人とも難コースに苦しみ出遅れた。
エースの石川は、アジア人初のメジャー王者であるY・E・ヤン(韓)とアンソニー・キム(米)の2人と午前7時55分にスタート。しかしスタートホールとなった10番パー3でいきなりつまずいた。ティーショットがわずかに短く、グリーン手前の池へ。打ち直しの3打目もカップに寄せられず、2パットのダブルボギー。それでも気持ちを切らせることなく必死でプレーを続けた。
12番で最初のバーディを奪うも14番はボギー。15番からは8ホール続けてスコアカードどおりに切り抜けだが、5番バーディ、6番ボギーと粘りながらもなかなかスコアを伸ばせない。7番パー3では、グリーンの傾斜とバックスピンを使うスーパーショットでバーディを奪ったが、上がり2ホールは思うようなショットが打てずに連続ボギー。結局この日は3バーディ、4ボギー、1ダブルボギーの3オーバー74で回り、62位タイで初日を終えた。
「上がりでショットが左へ左へといってしまった。でも、ああいうスタートだったのに崩れずにやれたし、ドライバーも良くなってきたので、明日頑張りたい」と、62位タイ発進にも石川はあくまで前向き。1打で順位が大きく変わる全米オープンに必要な忍耐をしっかり身につけているようだ。
日本で行われた最終予選を日本人としてただ一人突破した久保谷健一は、3バーディ、5ボギーでプレーして2オーバー73。日本人最高の45位タイと健闘している。
対照的にこの日が42歳の誕生日だった藤田寛之は、全米オープンの厳しさを改めて思い知らされる一日となってしまった。スタートホールの1番でダブルボギーを叩くと、4番でもボギー。5番のバーディで落ち着いたかに見えたが、6番から9番までまさかの4連続ボギーで前半は6オーバー42。後半も2つスコアを落とした藤田は結局8オーバー79で、出場156人中145位タイと大きく出遅れた。