世界ランクトップ3は揃って出遅れ…
更新日:2022/10/26 00:57
掲載日:2011/06/17 12:41
米男子ツアー今季メジャー大会第2戦の全米オープン初日(現地時間16日/メリーランド州、コングレッショナルCC)、同組対決を演じた世界ランクトップ3は、いずれもいいところを見せられずに終わった。
正確無比なショットと磨かれたショートゲームで今大会の優勝候補筆頭と目されていた世界ランク1位のルーク・ドナルド(英)と同3位で昨年の全米プロゴルフ選手権王者、マーティン・カイマー(独)はともに3オーバー74。歴代最多の2位5回という記録を持ちながらも、いまだ優勝のないフィル・ミケルソン(米)と並んで62位タイと出遅れた。
世界ランク2位のリー・ウェストウッド(英)はさらに1打遅れて4オーバー75。84位タイというスタートにがっくりと肩を落とした。
初日インスタートとなった3人。出だし10番では、ドナルドとカイマーが揃ってバーディを奪う幸先のいいスタート。ドナルドは続く11番もバーディとして、さすがはNo.1と周囲をうならせた。だが、13番でボギーを叩くとここからズルズルと後退。「ドライバーショットが思うようにいかず、フェアウェイを捉えられなかったのが良くなかった」と反省した。
ウェストウッドも「フェアウェイキープがあまりできなかったし、アイアンも良くなかった。ショートゲームはすごく良かったんだけど、ミスが多すぎたね」と意気消沈。ドナルドの兄、クリスチャンをキャディにしているカイマーは「英国人ばかりとプレーすると不思議な感じがするよ。でも、悪くない」とジョークも飛ばして気持ちを切り替えていた。
カイマー以外は、初のメジャータイトルがかかる今大会。欧州勢の強さを代表する3人だけに、第2ラウンドでは巻き返しを見せてくれることを期待したい。