R.マキロイ独走、8打リードでメジャー初V王手!
22歳のローリー・マキロイ(北アイルランド)にいよいよメジャー初制覇の瞬間が近づいてきた。
米男子ツアーの今季メジャー第2戦全米オープン(メリーランド州、コングレッショナルCC)は現地時間18日、第3ラウンドの競技を終了。初日から異次元のゴルフで首位を快走するマキロイはこの日も安定したプレーで4バーディ、1ボギーの3アンダー68にスコアをまとめ、54ホールの大会最少スコア記録を更新する通算14アンダーで単独トップの座を守った。
2位のY・E・ヤン(韓)とは8打差。2000年にタイガー・ウッズ(米)がペブルビーチGLで優勝したときは3日目を終え、後続に10打差をつけていたが、そのときに匹敵するほどの快進撃に、他のプレーヤーはすでに「2位狙い」に徹する以外なくなりつつある。
そんな状況にもまだ諦めていないのが世界ランク2位のリー・ウェストウッド(英)。ムービングデーのバック9、13番から3連続バーディを奪うと、16番パー5ではイーグル奪取し、4ホールで5つスコアを伸ばす猛チャージ。この日6アンダー65をマークし、同じく65と爆発したジェイソン・デイ(豪)、ロバート・ギャリガス(米/3アンダー68)と並ぶ3位タイに急浮上した。「相手は大量リードで気持ちの作り方が難しい。こちらは失うものがないから自分のゴルフに徹して攻めていける」と逆転Vに一縷の望みを託している。
その他、通算4アンダー6位タイにセルヒオ・ガルシア(スペイン)、マット・クーチャー(米)、フレデリック・ヤコブソン(スウェーデン)が続き、通算3アンダー単独9位に昨年の国内ツアー賞金王、金庚泰(韓)がつけている。
日本勢は石川遼が通算5オーバー48位タイでホールアウト。久保谷健一は中盤3連続バーディを奪うチャージを見せたが、その後ボギーがかさみ3オーバー74止まり。「こんなにボギーが出るのはショットが荒れている証拠」と反省しつつ、最終日は通算7オーバー56位タイからの巻き返しを誓った。