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李知姫が今季初優勝! 佐伯は競り負けて単独2位

更新日:2022/10/26 00:57
李知姫が今季初優勝! 佐伯は競り負けて単独2位

 

 国内女子ツアーのニチレイレディスは18日、千葉県の袖ヶ浦カンツリークラブ 新袖コースを舞台に最終ラウンドの競技を終了。初日から佐伯三貴とともにトーナメントリーダーの座を守ってきた李知姫(韓)が7バーディ、2ボギーの5アンダー67をマークし、通算12アンダーで今季初優勝を飾った。李と熾烈な優勝争いを演じた佐伯は終盤にスコアを伸ばせず3アンダー69、通算10アンダーで単独2位に終わった。

 誰が優勝してもおかしくない混戦模様となった最終日。佐伯、横峯と最終組で回った李は前半3バーディ、1ボギーと2つスコアを伸ばす。一方、李と同じく首位タイスタートの佐伯はこの日、出だし2ホールでいきなり連続バーディを奪取。その後はボギーを叩けば、バーディを奪い返す展開でスコアを伸ばせなかったが、前半を2アンダー34で李と並びトップタイで折り返す。

 迎えたサンデーバックナイン。李は出だしの10番でボギーを叩き1打後退したが、続く11番をバーディとし再び首位タイに。その後は互いに譲らず、ともに通算10アンダーで迎えた16番。佐伯がボギーを叩いたのに対し、李はパーをセーブし単独首位に踊り出る。この時点で1打差の2位タイには佐伯、表純子、イ・ナリ(韓)が並ぶ混戦。しかし17番パー3でも佐伯のパーに対し、李がバーディを奪い後続とのリードを2打に広げる。そして最終18番で、佐伯がイーグルパットを外し、バーディを奪った李が通算12アンダーまでスコアを伸ばし、昨年8月のNEC軽井沢72ゴルフトーナメント以来、ツアー通算14勝目を手にした。

 優勝が決まった瞬間、涙を見せた李。そのことを聞かれ、「(いままで)泣いたことはなかったんですけど、今考えると恥ずかしいですね」と照れ笑い。緊迫した展開の中でものにした栄冠だけに、安堵と喜びが入り混じった涙となったに違いない。

 前日猛攻を見せ3位タイに急浮上した横峯だったがこの日は一転、スコアメイクに苦しむ。前半は1バーディ、1ボギーのイーブンパー、後半に入っても終盤に連続でバンカーにつかまるなどバーディを奪ったのは14番と18番のみに留まった。結局2アンダー70でホールアウトし、不動裕理と並び通算7アンダー6位タイで終戦。それでも8週連続トップ10入りで安定した成績を残している。

 その他上位陣は、一時トップタイに立つなど見せ場を作った表がイ・ナリと並び通算9アンダー3位タイ。さらに、表と同じく5位タイスタートのアン・ソンジュ(韓)が通算8アンダー単独5位に入った。また、今季開幕戦で優勝した朴仁妃(韓)が通算6アンダー単独8位。ディフェンディング・チャンピオンの全美貞(韓)は有村智恵らと並び通算5アンダー9位タイで3日間の競技を終えている。

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