ツアーニュース

Y.ツェン首位堅守! 桃子10位タイ、藍無念の予選落ち

更新日:2011/06/25 12:05
Y.ツェン首位堅守! 桃子10位タイ、藍無念の予選落ち
日本のエース宮里藍がカットラインに2打及ばず無念の予選落ち。日本勢では上田桃子と宮里美香の2人が決勝ラウンドに進出した。(写真提供:AP/アフロ)

 

 ロレックスランキング(女子世界ランキング)No.1のヤニ・ツェン(台)が苦しみながらも首位の座をキープする中、日本勢は明暗を分けた。

 米女子ツアーの今季メジャー第2戦、ウェグマンズLPGA選手権(ニューヨーク州、ローカスト・ヒルCC)は現地時間24日、日没サスペンデッドとなった第1ラウンドの続きと第2ラウンドの競技を行い、2アンダー70で回ったツェンが通算8アンダーで単独トップの座をキープ。1打差の単独2位に、この日シーズン自己ベストの5アンダー67をマークしたベテランのパット・ハースト(米)が続き、通算6アンダー3位タイにモーガン・プレセル(米)、ミネア・ブロムクヴィスト(フィンランド)、朴ヒーヨン(韓)がつけた。

「今日のプレーには自分自身がっかりです」と言うのは単独首位を守ったツェン。決して落胆するようなスコアではないが、本人によると途中50センチ前後のパットを2度外したのが「ありえなかった」と後悔しきり。そのせいで前半最後の18番でダブルボギーを叩き今ひとつ「波に乗れなかった」と嘆いた。しかし後続に1打リードで迎える週末、最年少(22歳)でのメジャー4勝目に向け絶好のポジションであることは変わりない。果たしてツェンがこのまま優勝争いを引っぱり世界No.1の実力を見せつけるか? 週末の展開が楽しみだ。

 一方、日本勢は上田桃子が安定したゴルフで3バーディ、ノーボギーの3アンダー69をマークし、第1ラウンドの32位タイから10位タイに急浮上。昨年から取り組んでいるスイング改造の成果がここにきて着実に形になっている。

 また宮里美香も2日連続でイーブンパー72をマークして38位タイで予選突破を果たしたが、第1ラウンドを終え97位タイと出遅れていた宮里藍はこの日も1バーディ、2ボギーの1オーバー73とふるわなかった。結局、カットラインに2打及ばず通算4オーバー92位タイで無念の予選落ちを喫した。

 さらにこの日3アンダー69とチャージを見せた有村智恵も予選カットに1打足りず通算3オーバー79位タイで決勝ラウンド進出を逃し、ルーキーの野村敏京も同じく79位タイで予選落ち。5人出場していた日本勢のうち3人が予選で涙をのんだ。

 その他、第1ラウンド単独2位発進のポーラ・クリーマー(米)はスコアを伸ばせず通算5アンダー6位タイに後退。対照的に97位タイと出遅れていたシャンシャン・フェン(中)が6アンダー66の好スコアをマークして通算3アンダー10位タイにジャンプアップ。ディフェンディング・チャンピオンのクリスティー・カー(米)は通算イーブンパーでミッシェル・ウィー(米)らとともに38位タイにとどまっている。

関連記事

  1. my caddie
  2. ツアーニュース
  3. Y.ツェン首位堅守! 桃子10位タイ、藍無念の予選落ち
×