V.シン棄権で全英オープン出場権失う

　米男子ツアー、AT＆Tナショナル（ペンシルベニア州、アロニミンクGC）に参戦しているビジェイ・シン（フィジー）が現地時間2日、第3ラウンドのスタート直前に腰痛のため棄権を表明。全米オープンに引き続き全英オープン（14〜17日／英国、ロイヤル・セントジョージズGC）の出場権を失った。

　現在世界ランク62位のシンは、5月30日時点での世界ランクトップ50以内に与えられる全英オープンの出場権も逃しており、自力で出場するためには今週あるいは次週のジョン・ディア・クラシック（7〜10日／イリノイ州、TPCディアラン）でトップ5以内を確保しなければならない。しかし、AT＆Tナショナルでは2日目を終え通算2アンダー13位タイで予選を突破しながら、第3ラウンドのスタート前に持病の腰痛が悪化。1ホールも決勝ラウンドを戦うことなく会場をあとにした。さらに、シンは次週のトーナメントにはエントリーしておらず、この2試合においてそれぞれ上位5位タイまでの選手に与えられる全英オープンへの出場権を逃すことになった。

　メジャー通算3勝の実力者は今年のマスターズまでメジャー大会に67回連続出場を果たしていたが、コングレッショナルCCで行われた全米オープンの出場権をかけた予選会を欠場。連続メジャー出場記録が途切れていた。