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T.レベ地元で劇的逆転V! 平塚15位タイ

更新日:2022/10/26 00:57
T.レベ地元で劇的逆転V! 平塚15位タイ

 

 地元出身の42歳トーマス・レベ(仏)が2018年のライダーカップの舞台で劇的な逆転勝利を飾った。

 欧州ツアーのアルストム・オープン・デ・フランスは現地時間3日、レベの故郷フランス、ル・ゴルフ・ナショナルを舞台に最終ラウンドの競技を行い、上位陣がスコアを崩す中1アンダー70で回ったレベが通算7アンダーまでスコアを伸ばし、前日トップのマーク・フォスター(英)とトービヨン・オルセン(デンマーク)に1打差をつけ逆転で同大会史上フランス勢2人目のチャンピオンに輝いた。

「この試合には何十回も出ているけれど、友人や地元の人たちの応援を受けて勝つ気分は格別だね!」とツアー仲間から派手なシャンパンシャワーの祝福を受けたレベ。実はこの大会、25年前に彼がプロデビューを飾った思い出の大会でもあり、このコースは今から7年後には欧米チーム対抗戦ライダーカップの舞台にもなる。

「今日すでにツール・ド・フランス(国民的自転車ロードレース)みたいな騒ぎになったんだから、きっとライダーカップは凄いことになるだろう。フランスの皆がゴルフの祭典を心待ちにしている」とレベ。最愛の母が病に倒れ、デビュー時から出続けているこの大会に観戦に来られなかったこともレベの心に火をつけた。「きっと母はテレビの前で涙を流しているだろう。まさか息子が勝つなんて信じられないだろうね」と、興奮気味に地元Vを喜んだ。

 2日目から首位の座を守って来たジェームス・モリソン(英)はこの日だけで7つスコアを落とし通算2アンダー7位タイで終戦。モリソンとともにトップタイからスタートしたフォスターも最終日はバーディを1つも奪えず、3オーバー74と崩れてレベに勝利を譲った。

 その他、マーティン・カイマー(独)は2オーバー73とスコアを落としたものの、通算4アンダー単独4位に食い込み、再びローリー・マキロイ(北アイルランド)を抜いて世界ランク3位に浮上することが確定。日本勢唯一出場の平塚哲二は2つのダブルボギーを喫するなど2オーバー73を叩いたが、上位陣が伸びなかったため、3ランクアップの15位タイで4日間の競技を終えている。

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