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4日連続サスペンデッド 伏兵H.セオが暫定首位浮上!

2011/07/11 14:13
4日連続サスペンデッド 伏兵H.セオが暫定首位浮上!

 

 天候不順により4日連続でサスペンデッドが決まり決着が月曜日に持ち越された米女子ツアー今季メジャー第3戦、全米女子オープン(コロラド州、ザ・ブロードムーア イーストC)は、25歳になったばかりの伏兵セオ・ヒーキョン(韓)がリーダーボードの最上段に浮上した。

 現地時間10日、日没順延となった第3ラウンドと最終ラウンドの長丁場を戦った選手たちは明暗を分けることになった。第3ラウンド単独首位発進の宮里美香がスコアを大きく崩し、最終ラウンドの13番終了時点で通算3オーバー暫定7位タイに後退。同じく最終組を一緒に回った宮里藍もサンデーバックナインに3連続ボギーを叩き、暫定7位タイに順位を下げる中、先頭に飛び出したのはツアー1勝ながら知名度がほとんどないセオだった。

 第3ラウンドを4バーディ、1ボギーの3アンダー68でクリアしたセオは最終ラウンドに入っても好調なプレーで、前半4連続を含む5バーディの猛攻。後半に入り短いパットを外してのボギーが2個あったが、2ラウンド連続3アンダー68をマークし、通算3アンダーで暫定ながら単独トップの座をがっちりとつかみ取った。

 2009年に韓国ツアーの賞金女王に輝き、昨年主催者推薦でスポット参戦したキア・クラシックでいきなり優勝したシンデレラガールは主戦場をアメリカに移し、昨年の全英リコー女子オープンで5位タイに入るなど実力の片鱗を見せていた。そして今回、韓国ゴルフ界の第一人者である申智愛と同組で回り、暫定単独2位のリュウ・ソヨン(韓/15ホール終了)に1打差をつけ暫定トップでホールアウト。2打差の暫定単独3位にクリスティー・カー(米/16ホール終了)、3打差の暫定単独4位にアンジェラ・スタンフォード(米/14ホール終了)といった実力者が続き予断を許さない状況だが、まずはセオがメジャー初優勝の権利を手にしたといえそうだ。

 さらに、通算2オーバー暫定5位タイにインビー・パーク(韓)とカリー・ウェブ(豪/16ホール終了)が続いている。

 ダブル宮里以外の日本勢は全員がすでにホールアウトしており、横峯さくらが通算9オーバーで暫定28位タイ、諸見里しのぶが通算11オーバーで暫定38位タイ、野村敏京が通算18オーバーで暫定65位タイにつけている。なお、上田桃子と馬場ゆかりは決勝ラウンド進出を逃している。

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