難コースにビッグネーム苦戦 ルーキーが首位タイ浮上!
タフなコースセッティングにビッグネームが苦戦する中、ルーキーがトップタイに躍り出た。
現地時間22日、米男子ツアーのRBCカナディアン・オープンはカナダ、ショーネシーG&CCを舞台に第2ラウンドの競技を終了。この日5バーディ、1ボギーの4アンダー66をマークしたルーキーのマイケル・トンプソン(米)が、通算4アンダーとしてチャド・キャンベル(米)と並んでトップタイに浮上した。
1打差の3位タイにベテランのリー・ジャンセン(米)、ポール・ゴイドス(米)が続き、地元のアダム・ハドウィン(カナダ)、マスターズチャンピオンのチャール・シュワーツェル(南ア)、初優勝が期待されるリッキー・ファウラー(米)、全米オープン覇者のジェフ・オギルビー(豪)らが通算2アンダー5位タイにつけている。
「フェアウェイは狭くラフは非常にきつい。そんな難しいセッティングの中で2日間を通して1ホールしかミスらしいミスはない。パッティングの調子も良いし、この位置に立てて感激。明日が本当に楽しみだ」と首位に並んだトンプソン。昨年のQスクール(プロテスト)で16位に入り今季PGAツアーに昇格したばかりだが、今季はすでに先月のトラベラーズ選手権で単独4位に入るなど大器の片鱗を見せている。26歳のルーキーにとっては願ってもないチャンス到来だ。
一方、初日2位タイの好発進を切ったアーニー・エルス(南ア)はこの日4オーバー74を叩き、通算2オーバー37位タイに急降下。世界ランク1位のルーク・ドナルド(英)もスコアを3つ落とし、通算3オーバー52位タイに低迷。同大会2勝のジム・フューリック(米)はカットラインぎりぎりの通算4オーバー66位タイでかろうじて予選落ちは免れたが、昨季同ツアー賞金王のマット・クーチャー(米)は1打足りず涙をのみ、地元期待のマイク・ウィアー(カナダ)は右肘痛が再発し第2ラウンド途中で棄権を表明するなど、ビッグネームには災難続きの2日目となった。