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「生涯最高のゴルフ」でS.ダイソン今季初V! R.マキロイは34位タイ

更新日:2022/10/26 00:57
「生涯最高のゴルフ」でS.ダイソン今季初V! R.マキロイは34位タイ

 

 メジャーチャンピオンが勢揃いして注目を集めた欧州ツアーのアイリッシュ・オープン(アイルランド、キラーニーG&フィッシュングC)は、イングランドのチャンピオン誕生で幕を閉じた。

 現地時間7月31日に行われた最終ラウンド。この日首位タイからスタートしたサイモン・ダイソン(英)が5バーディ、1ボギーの4アンダー67をマークし、通算15アンダーで逃げ切って今季初V、ツアー通算5勝目を挙げた。久々にトップに並んでいたデビッド・ハウエル(英)は後半3ボギーを叩いて自滅。しかし同じ首位タイからスタートしたリチャード・グリーン(豪)が前半3アンダーと飛ばしてリードを奪い、ダイソンは終始グリーンの背中を追いかける展開となった。しかし16番、17番の連続バーディで首位に並びプレッシャーをかけると、グリーンが最終ホールで痛恨の3パットでボギー。パーをセーブしたダイソンが土壇場の逆転で栄冠に輝いた。

「信じられない。本当に素晴らしいゴルフが出来た。おそらく生涯最高のゴルフだったと思う」と嬉しい勝利に声を弾ませたダイソン。これで次週アメリカで行われるWGC-ブリヂストン招待(4〜7日/オハイオ州、ファイアーストーンCC)の切符をゲット。しかも世界ランクトップ50に復帰するチャンス。「全英オープン(9位タイ)以降の目標は世界ランク50位以内に入ることだった」という彼の望みはどうやらこの1戦で叶ったようだ。

 その他上位陣は、ダイソンに1打差で敗れたグリーンが単独2位、通算12アンダー単独3位にはスティーブン・ギャラハー(スコットランド)が入った。ハウエルは通算9アンダー8位タイで復活Vはお預けに。昨季全米オープン覇者のグラエム・マクドウェル(北アイルランド)は通算4アンダー25位タイに終わり、注目のローリー・マキロイ(北アイルランド)は最後までエンジンがかからず、通算3アンダー34位タイで4日間の競技を終了した。

「こういう結果に終わりたくなかったけれど仕方ない。来週(WGC-ブリヂストン招待)、そして再来週(全米プロゴルフ選手権)に向け調子を上げていきたい。特に全米プロ(11〜14日/ジョージア州、アトランタ・アスレチックC)は自分にとって大きな戦いになる。今年すでにメジャーで結果を出しているので、自分も(次なるメジャー獲りに)期待している」とマキロイは気持ちを切り替え前を向いた。

 尚、全英オープンチャンピオンのダレン・クラーク(北アイルランド)、メジャー通算3勝を誇る地元の星パドレイ・ハリントン(アイルランド)は予選落ちを喫している。

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