タイガー、約3か月ぶりの復帰戦は18位タイ発進!
約3か月ぶりに戦線復帰したタイガー・ウッズ(米)が、2アンダー18位タイとまずまずスタートを切った。
全米プロゴルフ選手権の前哨戦でもある米男子ツアーのWGC-ブリヂストン招待(オハイオ州、ファイアーストーンCC)は現地時間4日、第1ラウンドの競技を終了。8アンダー62の好スコアをマークしたアダム・スコット(豪)が単独首位に立ち、ジェイソン・デイ(豪)が1打差で追走する展開となったが、久々の実戦となったタイガーも3バーディー、1ボギーの2アンダー68でプレー。首位とは6打差ながら、逆転も狙える位置で初日を終えた。
この日は万全を期してこれまで絶対に履かなかったソフトスパイクでプレーしたタイガー。パターもメジャー14勝のうち13勝を手にした時のものに戻していた。3番で5.2メートル、9番では6メートルを沈めていずれもパーセーブに成功したフロントナインは、スコアカードどおりにプレー。バックナインに入ってすぐに10番で1.2メートルを沈め、マスターズ最終日の15番以来となるバーディを奪取すると、続く11番でもバーディ。14番で唯一のボギーを叩いたものの、16番で取り返し、この日は2アンダー68でホールアウト。故障明けとは言うものの、スタートした76人の仲で5番目の平均飛距離(315.5ヤード)を誇った内容に笑顔がこぼれた。
「素晴らしい気分だ。誰だって故障でしばらくプレーしていなければ少しはナーバスになって様子を見るだろう。でも、練習がうまくいっていたから心配する理由はなかった」と話しタイガー。5月のザ・プレーヤーズ選手権は初日9ホールで棄権したため、18ホールをきちんと終えたのは4月のマスターズ最終日以来となる。「これまでより楽にスイングしている。まだ思い切り叩いてはいないけど、それでも飛ぶから面白い」とまで言い切り、復活への前向きな気持ちをのぞかせた。
日本勢は、石川遼が3アンダー67で13位タイと好発進したが、池田勇太は4オーバー74で72位タイと大きく出遅れている。