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石川2位タイ浮上! 最終日最終組で米ツアー初V狙う

更新日:2011/08/07 11:07
石川2位タイ浮上! 最終日最終組で米ツアー初V狙う
WGC-ブリヂストン招待3日目。石川遼がこの日のベストスコア「64」をマークし、首位に1打差の2位タイに浮上。最終日、米ツアー初Vをかけた戦いに挑む。(写真提供:AP/アフロ)

 

 石川遼に、遂に米ツアー初優勝のチャンスが巡って来た。

 世界の強豪が一堂に会す米男子ツアーのWGC-ブリヂストン招待は、オハイオ州のファイアーストーンCCを舞台に現地時間6日、第3ラウンドの競技を終了。10位タイからスタートした石川はこの日のベストスコアとなるノーボギーの6アンダー64をマークし、通算11アンダーで単独トップのアダム・スコット(豪)に1打差に迫る2位タイに浮上した。注目の最終日は、スコットとともに最終組を回ることが確定している。

 17番でセカンドショットをピン奥に落としバックスピンで戻してピタリと寄せ、この日6つ目のバーディを奪った瞬間には、将来自らが主戦場とするであろう海外の舞台で初めて単独トップに踊り出た。出だしの1番からいきなりロングパットを沈めてバーディ発進を切るなど、やることなすことすべてが上手く行ったように見えるが、本人は「ショットの内容はそれほどじゃなかったから、結果には驚いています。特に中盤はティーショットのミスを何とかセカンドでリカバリー出来た感じ」と自己評価は低め。「リカバリーが出来るときは上位に居られるんだな、と思いましたけど、(ベストスコアでも)堂々とはできない。ちょっと上手く行きすぎて大丈夫かなと思ってしまいました」と謙遜の言葉が口をつく。

 とはいえ勝つには運も必要。スコットと最終組を回る最終日については「コースやホールの難しさは関係ない。やさしいホールでつまずくことも考えられる」と気を引き締めた。「アウトが鍵」と言う石川がスタートダッシュに成功すれば、勝機を見いだす可能性は十分ある。

 そんな石川とは対照的にノーバーディの苦しいラウンドに終始したのが、先週の国内ツアーに勝っている池田勇太。スタートの10番ホールで短いパーパットを外しボギーを先行させると、16番でも1メートル弱のボギーパットがカップに蹴られてダブルボギー。2番でも短いパーパットを外して返しも入らずダブルボギーと散々な内容で3ボギー、2ダブルボギーの7オーバー77。出場76人中75位の下位に沈んだ。だが失うもののない最終日こそ諦めず今週初の60台を狙いたい。

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