全米プロゴルフ選手権 石川、池田ら日本勢5人が出場!
石川遼が、前週に優勝争いに加わりながらも4位タイに終わったWGC-ブリヂストン招待の悔しさをエネルギーに変えて、メジャー初優勝へ意気込みを見せている。
現地時間11日開幕の米男子ツアー今季メジャー最終戦、全米プロゴルフ選手権(ジョージア州、アトランタ・アスレチックC)を前に練習ラウンドを行った石川は、「高麗芝を短くしたような感じ」と印象を口にしていた。その時、石川自身は今大会の舞台の芝が何であるか知らなかったが、実は大当たり。日本のコースでもおなじみの高麗芝や野芝と芝質が近い東アジア原産の芝だった。
米国で一般的な洋芝は、日本ツアーを主戦場にする者にとってどうしても不慣れ。そのためその感触に苦労することが多く、だからこそ、主戦場を移すことが多い。だが、今週は慣れた芝で戦う千載一遇のチャンス。WGC-ブリヂストン招待では最後に力尽き4位タイに終わったが、そのリベンジを果たす舞台は整った。
なお、予選ラウンドではアダム・スコット(豪)、マッテオ・マナッセロ(伊)と同組。日本人初のメジャー優勝に向け、最高のスタートに期待したい。
石川とは対照的に、先週は76人中75位と散々な結果に終わってしまった池田勇太も気持ちを切り替えた。成績はボロボロでも入らなかったのはパットだけ。「それ以外は悪いところが見つからない」と言っていたように、2週前に日本ツアーで優勝した自信は揺らいでいない。「先週入らなかったから、今週は入る。そういうもんだ」と前向きな姿勢で大一番に挑む。
また、米ツアー1勝の実績を持つが、全米プロゴルフ選手権ではこれまで過去3回出場してすべて予選落ちしている今田竜二は、リラックスモード。タイガー・ウッズ(米)に次ぐ全米No.2として名をはせたジョージア大時代をすごした思い出の土地だけに、今大会にかける意気込みも高いだろう。
他の日本勢では、藤田寛之、平塚哲二の2人も参戦。欧州ツアー勢優勢の今季のメジャーの舞台でひと暴れを目論んでいる。