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タイガー、首位と14打差129位タイ発進…

更新日:2011/08/12 12:17
タイガー、首位と14打差129位タイ発進…

 

 タイガー・ウッズ(米)がメジャー15勝目どころか予選落ちすら危ぶまれる初日の出遅れにがっくりと肩を落とした。

 米男子ツアー今季メジャー最終戦、第93回全米プロゴルフ選手権の第1ラウンド(現地時間11日/ジョージア州、アトランタ・アスレチックC)は、左ひざ、左アキレス腱の故障で戦線を離れていたタイガーにとって4月のマスターズ以来となるメジャー大会の舞台。それだけに気合い十分で臨み、インスタートの序盤の10番、12番、14番でバーディを奪い、3アンダーと幸先の良いのスタートを切った。

 だが、強いタイガーが戻ってきたかと思ったのも束の間、15番でダブルボギーを叩くとがらりとムードが変わった。16番ボギー、18番ダブルボギーで前半を終えて2オーバー。折り返してからも1番、2番、4番とボギーが止まらない。5番で後半唯一のバーディを奪ったが、次の6番で再びダブルボギー。最終ホールの9番もボギーとして7オーバー77。単独首位のスティーブ・ストリッカー(米)と14打差の129位タイと大きく出遅れた。

 ティーショットが安定せず、左右に曲がる。「ああなると戻せないんだ」と、ため息混じりに振り返るショットのブレを抱えてバンカーを渡り歩くようなプレーぶりは、やはり故障から完全に立ち直っていないことを思わせた。

 メジャー大会14勝のうち13勝を共に戦った相棒、スティーブ・ウィリアムス氏と決別し、幼馴染にバッグを担いでもらってのメジャーの舞台。自らの力だけで十分勝てる自信もあったのだろうが、それにはまだまだ時間がかかりそうだ。

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